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聖天山歓喜院長楽寺(熊谷市妻沼)

2012年10月15日(月) 今年7月、埼玉県の建造物では初めて国宝にDsc01799指定された歓喜院長楽寺の聖天堂(しょうでんどう)見学に行く。9:00出発、歓喜院のある熊谷市妻沼目指して国道354号線を走る。12:10参詣者駐車場着。国宝指定以来参詣者が急増したのか、周辺に幾つも無料駐車場が用意されている。聖天山歓喜院長楽寺は高野山真言宗に属し、創建は治承三年(1179)、開基は長井庄(熊谷市妻沼)を本拠とした武将斉藤別当実盛と伝えられる。今回国宝に指定された本堂の聖天堂は、享保から宝暦年間(18世紀半ば)にかけて再建されたもので、平成十五年から二十三年まで修復工事が行われ、今では往時の華麗さを取り戻してDsc01796いる。拝観料700円を納め、12:40からのガイド付き案内の列に加わる。ボランティアガイドはガイド歴二年という森博美氏、なんでも60歳から78歳に亘る総勢50名のガイドさんがおり、忙しい日は30名グループの見学者を10回も案内することがあるらしい。1回40分として、熊谷の酷暑の夏にはまさに重労働、その上、手弁当の無報酬とあっては頭が下がる。ありがたいことである。本堂奥殿の聖天堂は南、西、北の壁面と部材の全てが彩色漆塗り彫刻で荘厳されている。材質はイチョウとのことであるが、浮彫・透かし彫りの技は精緻を極め、豪華絢爛この上ない。まさに江戸後期装飾型建築の代表例であり、「埼Dsc01810玉の小日光」と称えられるのも肯ける。規模はともかく、日光東照宮をも凌ぐ華やかさ、宮大工の技術の粋が注ぎこまれている。江戸時代の妻沼は、聖天山の門前町、そして新田往還(現在の県道太田熊谷線)の宿場町、利根川の渡船場として大いに栄えたらしく、それら庶民の寄進で再建された聖天堂には遊び心も満載されている。特に縁下の唐子遊びの場面はみな楽しい。13:40までみっちり1時間、懇切丁寧に案内してもらう。その後、大師堂にもお参りし、斉藤実盛公像、貴惣門(国指定重要文化財)を見学してから駐車場に戻る。帰りは、館林ICから高速道に乗り、東北道、外環道を走る。16:15帰宅。

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