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袈裟山千光寺(岐阜県高山市)

2012年10月21日(日) 飛騨千光寺は旧丹生川村(現高山市)にある古刹、ここにお参りするのは実に31年ぶり二度目。前Dsc01958回は1981年9月、家族4人で飛騨旅行をした際に訪れ交通安全の御守り(ステッカー)を受けたことを憶えている。寺歴には、「千六百年前、仁徳天皇の時代に飛騨の豪族両面宿儺(りょうめんすくな)の開創によると伝えられる。仏教寺院としては、千二百年前に、弘法大師の十大弟子の一人、真如親王(嵯峨天皇の皇子)によって、真言密教の飛騨祈願所として建立された。隆盛期には山上に十九の伽藍、院坊が立ち並んでいたが、永禄七年(1564)甲斐の武田軍の飛騨攻めの際に兵火にかかり、一山全て炎上した。のち天正十六年(1588)に飛騨高山城主金森長近が名刹をDsc01969偲んで再建したのが、現在の堂宇である」と記される。高野山真言宗に属し、御本尊の十一面千手千眼観世音菩薩は像高僅か一寸八分(約5㎝)の秘仏で、七年に一度御開帳される。
境内の様子は当時とは随分変わっている。新たに寺宝館が設けられ、六十三体の円空仏(岐阜県重要文化財)は全てそこに収納され、見学するには拝観料(500円)を納めねばならぬ。昔は一面に芝生が張られていて青々としていた東屋広場は、土が露出しやや荒れ気味、仁王門も修復中のようである。観音堂(高山市指定文化財、万治二年(1659)再建)や弁天堂(高山市指定文化財、永禄年間以降再建)にお参りしてから、志しを納めて庫裡の中に入る。庫Dsc01975裡の中心の囲炉裏の間は同じく高山市の指定文化財、やはり永禄年間の焼失後に再建されたものであるが、飛騨独特の重量感ある造りである。奥の間の襖九枚に描かれた「桜の襖絵」は県指定重要文化財、京都の絵師三熊思考(みくましこう)の作品である。思考が飛騨に入ったのは天明七年(1787)、58歳の時。更に本堂(観音堂)に進む。本堂の天井には県指定重要文化財の「板絵墨画龍絵」が狩野派の絵師により描かれている。前立の十一面千手千眼観世音菩薩像に有難くお参りする。寺宝館はパスし付属トイレのみ使わせてもらう。旧丹生川村が間伐材利用施設整備事業として岐阜県から補助金を受けて整備したもの。平成16年10月12日完成で事業費は8788.5千円とある。延べ床面積31平方メートル、木材総使用量11立方メートル(全て間伐材)という立派なもの、無論水洗で洋式、ウォシュレット付き?である。最後に国指定天然記念物「千光寺の五本杉」を見物する。樹齢1200年とされる巨樹は地上高1m位のところで幹が5本に分かれ株立ち状を呈する。もしかするともともと5本の杉が根際で癒着したものかもしれないが偉観であり一見の価値がある。

 

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