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西国三番札所 粉河寺(粉河観音宗)

2013年1月22日(火) 正式な寺号は風猛山(ふうもうさん)粉河寺、御本尊は千手千眼観世音菩薩、創建は宝亀元年(770)、大伴孔子古(おおとものくじこ)によDsc08167ると伝わる。紀国の猟師・大伴孔子古は宝亀元年の或る日、山中に不思議な光を発する場所を見つけ、そこに小さな庵を結ぶ。ある時、その庵に一人の童子(童男行者)が訪ねてきて一泊し、童子は宿を借りたお礼にと7日間かけて千手観音像を刻んで何処へともなく立ち去る。以来、孔子古は感ずるところがあり、殺生をやめて観音を信仰するようになったと云う。この草創の縁起や本尊の霊験などを記した「粉河寺縁起絵巻」は鎌倉時代初期の作で国宝に指定されている。御本尊の千手千眼観音像は絶対秘仏とされ、これまで一度も公開されたことがないらしい。また、前立観音像も秘仏とのこと、本堂3img012の拝観料は400円とあったが、御本尊を拝めないのではとパス。間口十八間の本堂は西国三十三所の寺院の中で最大級の御堂、享保五年(1720)の上棟で国の重要文化財に指定されている。他にも国指定重要文化財の大門(1707年建立)、中門(1832年完成)、千手堂(1760年建立)、和歌山県指定文化財の童男堂(1679年建立)、紀ノ川市指定文化財の粉河寺阿弥陀如来像(露座仏、1862年作)と盥漱盤(1775年作)、国指定名勝で石組が豪壮な粉河寺庭園、紀ノ川市指定自然木で大伴孔子古がその木に跨って下を通る鹿を待ち伏せたという「距木地のクスノキ」、粉河寺の鎮守である産土神社、紀州徳川家ゆかりの寺で市指定文化財の十禅律院とその庭園など数多くの見どころがある。御詠歌は、「父母の 恵みも深き 粉河寺 ほとけの誓ひ たのもしの身や」。

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