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高塚不動尊(南房総市)

2013年2月3日(日) 南房総市千倉町の高塚山の麓にある不動尊、開基Dsc08276は奈良時代に東大寺の創建などに尽力した良弁僧正(689-773)といわれる。本尊は良弁自刻と伝わる大聖不動明王。不動堂は嘉応元年(1169)に建立されて以来高塚山の山頂にあったが、昭和初期に修理中の失火で焼失。その後暫らく仮堂であったが、昭和36年に大聖院裏手の高みに再建されて現在に至る。入り口にある妙高山大聖院(真言宗智山派)は高塚不動尊を守るために建立されたお寺、開基は長尾庄の庄官だった法月坊。山頂には元不動堂の山門である風神雷神門、石灯籠、狛犬、天水桶などが残り、奥ノ院としてやはり不動明王を祀るこじんまりした御堂が建つ。今日は偶々節分Dsc08307_2会、不動堂には地元の人々が大勢集まり護摩祈祷が熱心に行われている。また、普段は厨子の中に納められている御本尊を特別御開帳で拝むことが出来まことに有難い。大聖院本堂の内陣欄間には、市指定有形文化財の安永四年(1775)作初代武志伊八郎信由(通称波の伊八:1751-1824)の彫刻がある。ご住職の奥様に無理を言って本堂に上らせてもらい、中央の「波と龍」、左右の「麒麟」の彫刻を拝ませてもらう。写真まで取らせてもらう。伊八の波の彫刻は葛飾北斎の代表作「神奈川沖浪裏」の画風にも影響を与えたと云われるだけあって流石に見事なものである。思いがけず立派なものを拝見することができ大満足。

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