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世界文化遺産「イヴァノヴォの岩窟教会群」

2013年4月11日(木) 6:05起床、曇り。7:00から朝食。ベーコンと目玉焼き、キュウリとトマトを食べてコーヒーを飲む。8:00出発、ルーマニアのブカレストへ通じる幹Dsc09658_2線国道をひた走る。8:50ガソリンスタンドでトイレ休憩。売店でチョコレート菓子を購入し、現地通貨を使い切る。更に北上し、ドナウ平原の広大な穀倉地帯を走り抜ける。途中、国境近くのイヴァノヴォ村にある1979年登録の世界文化遺産「イヴァノヴォの岩窟教会群」に立ち寄る。イヴァノヴォ村を貫流するルセンスキー・ロム川の両岸には高さ50mを越える断崖絶壁が連なり、そこに300もの岩窟教会や修道院が穿たれている。ここは13世紀前半、ブルガリア正教会がギリシャ正教会から独立した後、巡礼地として栄えた場所である。しかし、14世紀末にはオスマン帝国の支配下で衰退してしまう。洞窟内にDsc09680見られるビザンティン様式のフレスコ画は、13~14世紀、第2次ブルガリア帝国の繁栄下で製作されたものとのこと。
9:50岩山下の駐車場着。見学者に開放されているのは300窟のうちのごく一部(1窟のみ?)らしく、岩峰の中腹に小屋掛けしてあるように見える聖母教会まで、岩壁の左側から巻くように登って行く。雨が止んだばかりなのか、急な石段がつるつる滑る。斜面の草付きにはスミレやヤマエンゴサク?などの小花が咲く。入り口は開削したものではなく自然の割れ目、天然の洞窟の内部を削って主聖堂と祭壇室が作ってある。内部の写真撮影は有料、1€。天井と壁には一面、聖書のDsc09708主な場面や聖人像などのフレスコ画が描かれている。天井や壁にひび割れが走る。剥落も目立つけれども、7、800年前の作とすれば保存状態は良好、最後の晩餐の場面や裏切り者ユダの首吊り自殺の図などは印象深い。聖母教会の見学の後、岩峰をトラバースして展望台へ回る。雨上がりのしっとり感が漂う気持ちの良い散策路、青紫のムスカリの花が一面に咲く。自然豊かな田舎の詩情を味わい、ようやくブルガリアの良さを得心する。展望台からセンスキー・ロム川の渓谷を見下ろし、新緑に包まれたイヴァノヴォ村を見渡す。山国だけに日本の春の気分に良く似ている。周回コースを下ってバスに戻る途中、ズミのような白い小さな花を枝先いっぱいに着けた木とオドリコソウとの群落を見る。10:50バスに戻りブカレストへ。

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