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シナイア(Sinaia)

2013年4月13日(土) 13:20バスに戻りシナイアへ。車中でうつらうつら。目覚めると山の中、道路の法Dsc00107面にフキノトウが出ている。山頂に十字架が建つこごしい岩山はカーライ山、第一次世界大戦の戦没者を慰霊するらし。小さなホテルやペンションが沢山建つシナイアの町に入る。シナイアはカルパチア山脈ブチェジ山の中腹、標高800mの山峡に位置する。人口は15,000人、夏は避暑、冬はスキーの高原リゾート。14:20シナイアの山手に建つペレシュ城到着。標高は940mほど、日陰には未だ雪が残る。ペレシュ城は、ドイツから招かれたルーマニア王朝の始祖カロル1世が、1875年に建てた夏の離宮。ドイツ・ルネッサンス様式の壮麗な宮殿は、ルーマニアを代表する美しい城である。庭園の水辺にヨーロッパブキ(セイヨウフキ)のフキノトウが沢山出ている。スミレやニリンソウ?も咲いている。英語ガイドによるツアーで城内見学。内部の撮影は有料でカメラが32Lei(約1,000円)、ビデオが53Lei(1,600円)、高いので誰も手を出さない。エントランスホールの床には白とピンクの大理石が敷き詰められ、柱や螺旋階段の手摺には精緻な木彫が施されている。壁には彫像や肖像画が飾らDsc00106れ、天井はスライド式のステンドグラス。ドイツの古城を描いた油絵もずらりと掲げてある。何もかも重厚な造り、同じ城と云っても要塞あがりのブラン城とはお金のかけ方がまるで違う。それにしてもツアーガイドの英語が早口過ぎてK嬢の通訳が追いつけない。カメラの無断撮影を見張るのか、目つきの悪い係員が何人もいて非常に感じが悪い。共産党独裁政権時代の性悪説の名残?。次は武器室、15~19世紀にドイツ、スペイン、フランス、ルーマニアなどヨーロッパ各国で製作された4,000点の武器・武具が展示されている。重量が100㎏を越える馬の甲冑、首切り用の鈍刀、カロル1世の本物の王冠も。酒杯の部屋、カロル1世と王妃エリザベトの肖像画が飾られる執務室、700Dsc00114冊の書物を収蔵する三面書棚の図書室、図書室には秘密の扉があり、その裏に階段と逃げ道が隠れている。王妃自らが描いたという「水浴」、「うたたね」、「春」の油絵がかるエリザベトの部屋。ヴェネツィア製シャンデリアが下がるイタリアの間は天井も壁も金泥装飾、舞踏パーティーに用いられたと云う最も華やかな広間。鏡の間、36人掛けの食卓がある食堂、タペストリーと絨毯で蔽われるトルコの間、66席のミニシアター等を順に巡る。全部で160室あるという部屋は、絵画・彫刻などの美術品、陶磁器、宝飾品、シャンデリア、ステンドグラスなどで華麗に装飾されている。15:40見学を終えて外に出ると土砂降りの雨、小降りになるまで雨宿りしてバスに戻る。次はシナイア僧院、ペレシュ城から山坂を降った所に建つ。門前から覗きこんで写真を撮るだけの筈であったが、幸運にも境内に入っての撮影が許可される。僧院の創建は17世紀、この町の名前の由来にもなっている。19世紀にカロル1世が建立した大教会Baserica Mareが境内中央に建つ。16:10 シナイアを後にしブカレストへ。

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