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葺不合神社(我孫子市)

Dsc042132014年10月27日(月) 手賀沼北岸の五本松公園できのこ観察を行う前に、我孫子市の指定文化財、葺不合(ふきあえず)神社にお参りする。所在地は我孫子市新木1812番地、国道356号線沿いに鎮座する。我孫子市のホームページや境内の説明板によると、この地は、文治二年(1186)の創立と伝えられる旧厳島神社の境内地、湧水を集めた弁天池があり、江戸期には弁天堂に市杵島比売命(いちきしまひめのみこと:弁財天)が祀られ、沖田の弁天様として賑わったとのこと。明治になって厳島神社と改名。明治四十一年(1908)、明治政府が進める神社合祀政策によって、Dsc04219新木字宮前にあった葺不合神社本殿と二の鳥居が此の地に移築され、元の葺不合神社本殿を本殿、厳島神社本殿を拝殿として「葺不合神社」と改称し、現在に至る。現拝殿は、明和二年(1765)建築の弁天堂であり、方三間の入母屋造、正面に一間の向拝を設けている。明治期に背面に格子扉を設けて神社としているが、長押より上に施された獏(ばく)や唐獅子などの装飾彫刻は江戸時代中期の仏堂の特徴を示している。現本殿は明治三十年(1897)の建築、一間社流造の小ぶりな社殿ながら全体に豊かな装飾彫刻が施されている。胴羽目(どうはめ)彫刻は、八岐大Dsc04217蛇、天岩戸など神話を題材にし、江戸以来の彫り物大工の系譜を受け継ぐ二代目後藤藤太郎(竜ヶ崎住、1861-1931)の手によるもの、江戸末期の神社建築の様式が明治期にまで伝えられた貴重な作例である。祭神は、神武天皇の父とされる盧茲草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)。
 駐車場がないので、近くの新木県営住宅前に路上駐車、公園脇の階段を登り、国道356号線に面する一の鳥居から境内に入る。一の鳥居の両袖には、青面金剛尊(元文四己未天(1739)十一月吉日、沖田村同行十六人)、青面金剛碑(下総国相馬郡沖田村講中三十二人)、湯Dsc04222殿山・月山・羽黒山供養塔(出羽三山講のうちの湯殿山講碑と思われる)、月山・羽黒山・湯殿山供養塔(同、月山講)など各種石仏や供養塔が建ち並ぶ。一の鳥居をくぐると参道は凹地に下る。二の鳥居から石段を上り台地上の拝殿へ。境内は起伏に富んでいる。いつもの10倍のお賽銭をあげ、家内安全を祈る。拝殿内の右側に寄せて安置される厨子には弁財天が祀られている模様、裏手に回って一段高処にある本殿にもお参りし、四面の胴羽目彫刻をじっくり見学する。更に本殿裏の葺不合尊石碑にもお参りする。これだけお参りすれば、今日これからのきのこ観察、何か大吉が出そうな予感がする。

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