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日輪山新薬師寺(華厳宗)

2014年10月6日(月) 新薬師寺の所在地は奈良市高畠町1352番地、JR奈良駅前のホテル日航奈良を出発し三条通りを東進、奈良公園や志賀直哉旧居を見学してから訪れる。西国三十三観音霊場巡拝の時はスタンプラリーもどきで慌ただしかったが、それも満願した今はゆったりのんびり、古都の秋をImg096楽しむ。新薬師寺の創建は天平十九年(747)、聖武天皇の病気平癒を祈願してお后の光明皇后によって建てられたもの。大和十三仏霊場七番札所及び西国薬師四十九霊場六番札所にも選ばれている。拝観料600円を納めて本堂内に入ると、円形の土壇の中央に御本尊の薬師如来坐像が鎮座し、周りを十二神将立像が取り囲む。堂内に厳かな雰囲気が漂う。十二神将立像の配置は、薬師如来坐像に向かって右から反時計回りに、伐折羅(ばざら)大将(戌)、頞弥羅(あにら)大将(未)、波夷羅(はいら)大将(辰)、毘羯羅(びぎゃら)大将(子)、摩虎羅(まこら)大将(卯)、宮毘羅(くびら)大将(亥)、招杜羅(しょうとら)大将(丑)、真達羅(しんだら)大将(寅)、珊底羅(さんてら)大将(午)、迷企羅(めいきら)大将(酉)、安底羅(あんてら)大将(申)、因達羅(いんだら)大将(巳)の順。中では戌年生まれの守護神である伐折羅大将(写真)が一番人気とか、嬉しいことである。創建当時の建物として唯一残る本堂、平安時代前期(8世紀)制作の薬師如来坐像、我国最古・天平塑像の代表作の十二神将立像(昭和6年補作の波夷羅大将像を除く)の全てが国宝に指定されている。有難くて円形土檀を回ること数周、御本尊と伐折羅大将像には特に懇ろにお参りする。
境内に歌碑2つ、ひとつは会津八一の「ちかづきて あふぎみれども みほとけの みそなはすとも あらぬさびしさ」、もう一つは月甫の「神将立つ 内陣涼し 薬巌窟」。会津八一にはもう一首、「たびびとに ひらくみだうの しとみより 迷企羅(めきら)がたちに あさひさしたり」と、十二神将を詠んだ歌もある。

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