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大陸横断・VIA鉄道カナディアン号

2015年6月12日(金)・13日(土) 19:05パシフィック・セントラル・ステーション(Pacific Central Station)到着、19:40 VIA鉄道カナディアン号の前部に連結されたエコノミークラスDsc00519車両に乗車。VIA鉄道はバンクーバーとトロント間4466㎞を4泊5日で結ぶ大陸横断鉄道である。我々はジャスパーまで866㎞の旅、20:30に出発し到着するのは明日の16:00(バンクーバー時間15:00)、何と18時間半もかかる。平均時速は47㎞。左右どちらの景色が優れているか分からないので、とりあえず左側に座る。通路を挟み左右2席づつ、新幹線の座席より広い。リクライニングでかなり座席を倒すことができ、足を載せるステップもある。これなら飛行機のエコノミー席より楽、寝台ほどではないが何とかなりそう。ガラガラだった車内が徐々に混んでくる。それでも6、7割位の乗車率、余裕がある。20:30発車、アナウンスもベルもなし、静かに出発。間もなく明日の朝食Dsc00534と昼食のメニュー表を持った食堂車の責任者が注文を取りにやってくる。朝食はベーコンエッグとトースト、昼食は帆立とエビに決める。21:10三両後ろの展望車(スカイラインカー)に移る。席は客車より一段高く二階建て新幹線の上階席の感じ、天井部分もガラス張りで解放感に溢れ眺めが良い。但し、座席数は少なめ、又冷房が効きすぎ寒い。列車は黄昏の町をゆっくりゆっくり抜けて行く。暗くなってきたので1時間ほどで元の車両に戻る。23:15停車、単線のために通過列車待ち、物凄く長い貨物列車とすれ違う。24両編成(機関車2両+荷物車1両+エコノミークラス車3両+寝台車12両+食堂車2両+スカイラインカー3両+パークカー1両)のカナディアン号も長いが、貨物列車は更に長大Dsc00553(100~200両連結、数㎞か?)、この路線は人間様より物資を運ぶ方が優先される。停車している間に車両毎に付いている洗面所兼トイレへ歯磨きに行く。洗面台、鏡、紙タオル、石鹸、110Vコンセントが備えてあり、お湯も出る。23:30漸く動き出す。ひとり2座席を使い、皆さまざまな姿勢で横になる。中には新聞を敷いて床に伸びている人もいる。学生時代の北海道周遊旅行を彷彿とさせる光景である。個室寝台車へのランクアップはひとり13万円、走る豪華ホテルの異名をとる特別車輛らしいが、とても手が出ない(因みに、上野・札幌間を走る寝台特急北斗星のツインデラックスの運賃・特急料金・寝台料金込みの値段は35,230円)。じりじりと夜が更ける。やDsc00579はり普通車エコノミー席ではどうやっても楽には休めない。名前は大陸横断鉄道と勇ましいが鈍行列車、一時間半に一回の割合で停車し、走りものろのろ。車内の冷房は寒すぎるほど効いてはいないが、中には「VIA」のロゴ入り毛布を10C$で買い求める人も。3:40何も無い所でまた停車、貨物列車の通過待ち。啄木の、「雨に濡れし夜汽車の窓に映りたる山間の町のともしびの色」と云う様な風情でもあれば別だが・・、窓外は真っ暗闇、それでも山の端が薄明るくなり、その上に三日月が光る。右は雪融け水を集め滔々と流れる大河、辺りは低山の連なり、人家も稀に散見されるが、茫々たる大自然が広がる。右に氷河湖が現れ、湖岸に流木の白骨が累々と横たDsc00584_2わる。対岸に町の灯り。とめどなく土地は広く且つ荒涼としている。5:00カムループス駅に到着。30分ほど停車する様なので気分転換に外へ出る。喫煙者はここで漸く一服できる。プラットフォームはなく、踏み台で直接線路脇の道路に下りる。先頭の機関車の写真を撮りに行くと、運転手もこの駅で交代なのか下りて来る。朝は冷え込み外は寒い。こんなところに置き去りにされては困るので早めに車内に引き揚げる。6:30から食堂車で朝食。目玉焼き2個とベーコンとトーストを食べコーヒーを飲む。妻はブルーベリージャムとラズベリージャム付きフレンチトースト。係員の愛想が良く、コーヒーもどんどん注いでくれる。好天、左側に青い川が流れ、対岸に緑の牧場が点在する。沿線にセリ科のオオハナウド(Water Hemlock)の大群落、ガマ?、マーガレット、ミズバショウ、ヤナギランらしき植物も認められる。河畔林は幹が淡灰色で葉裏が白いポプラ科の樹木(ギンドロ?)。8:20川の上流に初めて雪嶺を見る。いよいよカナディアンロッキーの核心部か。雪嶺、大森林、氷河湖、U字谷、河川、360度どこを見ても絵になる景色であるが、同じようなDsc00587_2眺めがこうも続くとさすがに飽きてくる。9:30停車、何度も貨物列車の通過待ちを繰り返す。天気は一変、雨が落ちてくる。11:30から昼食。再び食堂車に行き朝食の時と同じテーブルに座る。直ぐに車内放送があり、5分ほどでピラミッド滝にさしかかるとのこと、サービスに列車のスピードを落としてくれる。カメラを構え右側の車窓に現れた落差91mの大滝を何とか写真に納める。メニューは野菜スープ、ホタテとエビのサラダ、アイスクリームとコーヒー、なかなか味が良い。食後、ジャスパー時間に合わせるべく時計の針を1時間進める(12:30→13:30)。15:00右手に大きな湖が現れる。そろそろカナディアンロッキーの最高峰ロブソン山(標高3954m)が見える筈であるが、雲に隠れてしまったのか案内放送がないまま16:00ジャスパー駅に着く。(続く)

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