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世界遺産「ガルニ神殿」

Pa0606402015年10月6日(火) 現地ガイドのガヤネさんはエレバン国立大学の日本語学科卒、10年前に一度日本に行き東京と京都を訪ねたことがある由。アルメニア人(特に男性)はロシアに季節労働者として出稼ぎに行く人が多いこともあり、ガヤネさんの話の端々に親ロシアの感情が覗える。14:30ガルニ村の農家風レストラン(Garni Villager's House)に到着し遅い昼食をとる。リンゴとクルミの樹が植えられた中庭のテーブル席に座り、ラヴァシュ(薄いパン、粘土釜で焼く製法が今年ユネスコの無形文化遺産に登録されている)、サラダと前菜、鱒のグリル、焼きポテト、ナス煮物、果物(リンゴ、Pa060653ブドウ、モモ)を食べ、トルココーヒーを飲む。地ビールKOTAKの中瓶(700ドラム=180円)も飲む。15:50昼食を終えバスに戻る。10分もかからずガルニ神殿参道入り口に到着。売店が建ち並びクルミの並木が続く参道を緩く上って行くとガルニ神殿(Garni Temple)が見えて来る。現在アルメニアに残る唯一のヘレニズム建築でアザト川渓谷を望む高台(標高約1500m)に建っている。この場所は、紀元前3世紀に要塞が築かれ、紀元1世紀にはアルメニア王ミトリダテスの夏の離宮が置かれていた場所、此の神殿が建てられた頃のアルメニアは、ギリシャやローマ文化の影響を大きく受けPa060660ていた。神殿は「太陽の神殿」と呼ばれ、異教の神である太陽神ミトラスに捧げられたもの、17世紀の地震で倒壊してしまったが、1976年に再建されて今に至っている。24本の柱で支えられた神殿はアテネのパルテノンを思わせる造り、青と黒の玄武岩を用いており優雅な気品が漂う。内部に入ってみたが正面奥に祭壇のようなものがあるだけ、外に装飾は何もない。神殿のテラスから周囲の山々を眺め、アザト川渓谷を見下ろす。山々は褐色の地肌が露わな禿山ばかり、渓谷沿いに若干広葉樹の緑が見えてほっとする。アルメニアは石油や天然ガス資源には恵まれていないので、燃料として樹木を皆伐してしまったのPa060666だろう。遺跡の丘には宮殿跡と思われる礎石がゴロゴロ、クルミの大木がまばらに生える。神殿から少し下ったところに紀元前3世紀の浴場跡が残っており、そこは緑色の屋根とガラス張りの壁を持つ建物で厳重に護られている。合鍵を持つガヤネさんの案内で内部に入ると、浴場跡の床に当時のオリジナルというモザイク画が少し残っている。参道売店で名物のザクロワインの小瓶を購入し、16:45バスに戻る。次はゲガルト洞窟修道院へ。(続く)

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