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千葉菌類談話会・講演会(千葉県立中央博物館)

2015年12月26日(土) 今日は午後から千葉県立博物館と千葉菌類談話会共催の講演会があるので、聴講に。11:05出発、13:00北口駐車場着。

Pc260007演題1 「マツタケの分類・栽培最前線」、国立研究開発法人森林総合研究所/きのこ・微生物研究領域長・根田仁博士
マツタケの仲間に、①Tricholoma matsutake(和名マツタケ、極東・北欧、マツ科マツ属・ツガ属・モミ属と外生菌根を作る)、②T.dulciolens(和名なし、欧州、マツ科トウヒ属)、③T.anatoricum(和名なし、地中海沿岸地域、マツ科ヒマラヤスギ属)、④T.magnivelare(和名アメリカマツタケ、北米西海岸、マツ科トガサワラ属・ツガ属)、⑤T.caligatum(和名オウシュマツタケ、欧州、マツ科マツ属)、⑥T.bakamatsutake(和名バカマツタケ、極東、ブナ科コナラ属・シイ属・マテバシイ属)、⑦T.fulvocastaneum(和名ニセマツタケ、極東、ブナ科コナラ属・シイ属)の7種類があること、また、今流行りのDNAによる菌類の系統解析(塩基配列の比較のみによる類縁関係推定)には問題があり、ゲノム進化を指標にするレトロトランスポゾン群領域の解析を加えるなど更なる検討が必要なことが示唆され、大変勉強になりました。

演題2 「中国&チベットの冬虫夏草をさぐる」、元東京医科歯科大学/千葉菌類談話会会長・金城典子博士
1990~2000年にかけて10年間中国・チベットに通い、標高3000~4000mの高山地帯の草原で冬虫夏草を追い求めた様々な体験談と、その生理活性や薬効に関する研究のお話。これまで、虫を宿主として発生するきのこは全て冬虫夏草かと思ってきましたが、真正の「冬虫夏草」は、チベット等に棲息するオオコウモリガの幼虫に寄生して発生するオフィオコルディセプス・シネンシス(Ophiocordyceps sinensis)であること、この茸は現地の人々の貴重な収入源となっているが、一週間にせいぜい5、6本しか探し出せないこと、1kg1,000万円と超高値で取引されること(3本1gというので1本は3,333円)等、珍しくも貴重なお話を伺うことができました。
忘年会&懇親会はパスして18:30帰宅。

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