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奥州観音霊場 第十六番札所 音羽山清水寺

2016年5月18日(水) 音羽山清水寺(おとわさんせいすいじ)の所在地は、宮城県栗原市栗崎岩ヶ崎桐木沢3番地、真P5180067言宗の寺院である。御本尊は坂上田村麻呂の護持仏と伝えられる聖観世音菩薩(像高5.5㎝の金銅仏)は秘仏とされ33年に一度開帳される。大同二年(807)坂上田村麻呂が東征の折、当地に滞陣している時に霊夢を観じ、京都清水観音を勧請したと伝えられる古刹、寛永二年(1625)には藩祖政宗公が参詣したと云う記録も残る。
栗駒山の前衛、鶯沢地区の大土ケ森と花山地区の御駒山に登っての帰りに立ち寄り参詣、14:45入口駐車場に着く。入り口に「音羽山」「清水寺」と刻まれた石柱が2本建ち、草深い参道は檀信徒の手によるものか一応刈り払われている。建物は本P5180068堂の観音堂と寺務所兼庫裡があるだけの素朴な佇まい、観音堂にお参りし般若心経を唱える。その後、嘗ては県内に聞こえた名園と云う浄土庭園「音羽山清水寺庭園」(栗原市指定文化財)の千寿池や弁天堂、石仏、石碑群を巡る。貞応年間(1222-23)此の地の豪族平師門が寄進したと云う七堂伽藍の結構は、寛正六年(1465)の野火により全て焼失してしまったとのこと、今では偲ぶよすがもなく、礎石は茫々たる夏草に埋もれている。ご住職の佐藤龍牙師も日頃は不在、仙台市若林区にある清水寺仙台別院にお住まいの様子、玄関に連絡先の張り紙がしてある。名刹といえど、地方寺院の維持はかくのごとく困難になりつつある。

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