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奥の細道三十三霊場 第二十八番 観音寺(福島市)

2016年9月28日(水) 瀧寿山観音寺の所在地は福島県福島市上鳥渡字観音寺7、天台宗の寺院。本堂のご本尊は阿弥陀三尊像、大悲閣(観音堂)のご本尊は聖観世音菩薩。当寺は天安二年(858)奥州按察使山陰中納言(伊達家元祖)の発願により、慈覚大師の高弟道叡和尚が、吉野山の白P9280558滝の中から出現した聖観世音菩薩(長野善光寺型)を本尊にいただき開山したと伝えられています。「天安元年の夏、奈良吉野の白滝の所が、夜な夜な光明を放つことあり、民が不思議に思い比叡山の慈覚大師にその事を告げると、大師は自ら駕篭をなし暫く観念せられると、光とともに滝より金銅一尺二寸の観音様が現れ、その霊験あらたかなること筆舌に及び難し」と由来碑には刻されています。山陰中納言は故あってこの地に居住しますがこの霊験あらたかなる観音様を深く信仰し、大発願のもと慈覚大師に願い出て自身の守り本尊とし、大師の高弟道叡とともにこの地に来臨し、上鳥渡玉ノ森山に一宇のP9280554草堂を建てて安置し、白滝の名にちなんで「瀧寿山」を開山したと伝えられています。その後、江戸初期寛永年間玉ノ森山の寺は焼失しましたが、本尊の観世音菩薩は難を逃れ、寛永十八年(1641)に、中興の祖清海和尚により、現在地に現本堂が建立され、上野寛永寺の直末寺として、瀧寿山普門院観音寺を名乗りました。後に元文二年(1737)に東手参道添いに大悲閣(観音堂)が建立され、古来の聖観世音菩薩は大悲閣に移遷され、本堂には新たに阿弥陀三尊来迎像が安置されて、現在に至っております。
仙台から柏に戻る途中に立ち寄り参詣、14:10駐車場到着。「奥の細道三十三霊場 第二十八番」の看板が架かる本堂の前で般若心経を唱える。境内を一回り、市指定文化P9280559財の「輪蔵」(明治十六年(1883)竣工)、五重塔(兼寺宝館)、開運堂などが建ち、立派なお寺である。東側の旧米沢街道に面する方が表参道らしく、文化三年(1806)建立の山門があり、信達坂東二十二番札所、観音寺開基の白滝観音を祀る観音堂が建つ。観音堂前でも般若心経を唱える。また、参道入り口の左側に芭蕉句碑「手を打てば木魂に明くる夏の月」が建つ。出典は「嵯峨日記」で、元禄四年(1691)京都嵯峨の門人去来の落柿舎で詠まれた句であり、奥の細道行脚の途次、芭蕉と曾良が当山に参詣した記録はない。14:40退出、近くの福島西ICから東北道に乗り柏へ。

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