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フェズからイフレンとミデルト経由エルフードへ

2017年3月12日(日) 5時半起床。5時前から外が騒がしく、クラクションの音と話し声が部屋まで上がってくる。耳栓が欲しいほど。それと、最上階にディスコがあるらしく、夜中まで音楽がうるさい。四つ星ホテルも興ざめ、ろくでもない。6:45-7:00朝食、ゆで卵とナツメヤシ3個食べ、コーヒーを飲む。8:30出発、今日はほぼ移動日、フェズからイフレン、ミデルト、エル・ラシディアを経由し、砂P3120515漠の入り口の町エルフードまで約9時間・450㎞。9:25人口1万5千人の殆どがベルベル人というイムゼール(Imouzzer Kandar:標高1300m)の町を通過。9:50モワイヤン・アトラス山脈の中腹に位置する人口2万5千人のイフレン(Iflane:標高1650m)到着。駐車場でバスを降り、APPART HOTELのレストランLE MASTERでトイレ借用、カフェ・オレ(15DH=180円)を飲む。その後少し街歩き、モロッコのスイスと云われる避暑地だけあって、切り妻屋根のカラフルな家々が建ち並び、ヨーロッパのアルペンリゾートの雰囲気が漂う。静かで清潔で美しい。モロッコに来て初めて、広葉樹P3120535の幹の洞にサルノコシカケ科のきのこを見つける。学生の姿は見えないが、唯一の私学、アル・アハワイン大学(Al Akhawayn University)もあるとか、こんなところで一日のんびり過ごしたいのに、格安ツアーの悲しさ、僅か30分の滞在で出発。バスはモワイヤン・アトラス(Moyen Atlas)山脈を越えるため、最高地点のザット峠(Col du Zad:標高2178m)へ向かって上って行く。沿道の両側にアトラススギ(マツ科ヒマラヤスギ属、Atlas Cedar)の巨木が覆いかぶさる。標高が上ってくると北面の日陰に残雪が目立つ。10:45モロッコ唯一のスキー場・ミシュリフェンP3120554(Misculiffen)を通過、その先は標高1900m前後の高原状台地を走る。いつの間にかザット峠を越えてしまい、下りにかかると、前方に雪を被る高峰が現れる。東部オートアトラス(Haut Atlas)の最高峰エアシ山(Jbel Ayachi:標高3737m)か。ブッシュしか生えていない土漠高原の一本道を淡々と下っていく。時々遊牧民のテントが現れる。テントはラクダとヤギの毛を紡いだもので、上からビニールを被せている。草もまばらにしか生えないような土地で、ヤギや羊の放牧で生計を立てている、こんな所にも人間の暮らしはある。標高1500mまで下りてくると石造りの箱型の住居が点在するようP3120567になり、道沿いに送電線も現れる。ガソリンスタンドも一軒ある。12:00小さな町を通過、小さな川が流れ、モスクがある。12:15ミデルト(Midelt)の手前のカスバスタイルのホテル・タダルト(Hotel Taddart)に到着し昼食(12:20-13:30)。大型観光バスが何台も停まっている。テラスから目の前にオートアトラス山脈の雪嶺が一望できる。料理は、スープ、鱒のバター焼き、デザートのケーキ。こんな砂漠のど真ん中でどこから調達してきたマスであろうか(地図を見ると、ミデルト近くにダム湖があり、そこで養殖されたものかも)。モロッコ産ビールSpeciale Flagの小瓶を飲む。ホテル・タダルトをP3120571_2後にして走り出すと直ぐにミデルトの街(標高1488m)に差し掛かる。ミデルトとはベルベル語で「中心」の意味、フェズなどの都市部とエルフードのある砂漠地帯のちょうど中間に位置しており、人口4万5千人。ミデルト周辺はリンゴの一大産地とのことで、ロータリーに林檎のモニュメントが置かれている。そこからいよいよオートアトラス山脈越えが始まり、タルゲート峠(標高1907m)目指して雄大な山岳道路をゆったりと上って行く。1本の木すらも生えていない荒涼とした風景の連続、赤褐色や黄土色の世界が続く。15:00標高が1350mに下がると、川の流れに出逢い、土壁の家が現P3120572_2れる。土壁の家は保護色の様に見事に景色に溶け込んでいる。15:30 1971年完成のモロッコ最大のダム、ハッサン・ダムのダム湖、ハッサン・アダヒル湖(Barrage Al-Hassan Addakhil)の青い湖面が左手に見えてくる。15:40ポリス・チェック・ポイント、警察官がバスのタコメーターの記録紙をチェックする。制限速度は、一般道が時速80㎞、高速道は100㎞。15:45-16:05 エル・ラシディア(Er Rachidia)の手前のガソリンスタンドでトイレ休憩。外は陽射しが強烈、MWの1.5リットル入りペットボトルを買うと10ディルハム(120円)、安い!。直ぐにエル・ラシディアの街を通過、砂漠色(赤褐色、褐色、ベージュ)の建物が多く、すべてが軍関係P3130598の施設で、人口5万人の殆どが軍人とその家族とのこと。16:50ズィズ峡谷のオアシスを望む国道脇の展望所で写真ストップ。ズィズ川一帯に広がるオアシス・タフィラルト(Tafilalt)はアフリカ一の長さで90㎞も続く。ナツメヤシの大産地でモロッコ全体の75%を産出する。谷は見渡す限りナツメヤシの濃い緑に覆われる。陸続とやってくる観光バスに、デーツ(ナツメヤシの実)売りがわらわらと群がる。デーツは500g入り1箱が50DH(600円)、5箱買うと1箱おまけ、ドバイ空港よりは安いけれども3㎏は重過ぎる。17:45ようやく今宵の宿エルフード・ル・リャド(標高850m)に到着。フェズを出てから実に9時間15分、長い一日がようやく終わる。(続く)

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