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世界遺産「フェズの旧市街」

P31102712017年3月11日(土) 5時半目覚まし時計で起床、髯をそり顔を洗って日焼け止めクリームを塗る。今日で東日本大震災から丸6年、東の空に向かって合唱し、般若心経を唱えて、無念のうちに亡くなった18,000余名の人々のご冥福を祈る。このホテル、早朝からクラクションの音や話し声が喧しい。6:15正確にモーニングコールの電話が鳴り、モロッコ人は意外に几帳面なことを知る。6:45-7:15朝食。ゆで卵、ハム、菓子パン、デーツを食べ、コーヒーを飲む。朝食はまずまず。8:00出発、連泊なのでスーツケースは部屋に置いたまま。5分ほど走っただけで新・旧市街地区にある王宮前でバスを下車。マリーン朝(13~15世紀)のスルタンの居城だったところで、現在はモロッコ国王がフェズに滞在するときに使われる。装飾タイルと金工細工のきらびやかな正門を眺め、その隙間から緑豊かな庭園を透き見する。正門に向かって左側の城壁は後ろに王宮がある故写真撮影は厳禁、正門と右側と王宮前広場(アラウィート広場)はOKとのこと。外国人の団体が続々とやってくるのを見て退却、南砦P3110286_2の展望台へ移動。市の南部、丘の上に建つ砦のテラスからフェズの街を眺める。左から順に新市街(ヴィル・ヌヴェル:フランス植民地時代以降建設)、新・旧市街(フェズ・エル・ジェディド:マリーン朝の13世紀~)、旧市街(フェズ・エル・バリ:イドリース朝の9世紀~)が切れ目なく並んでおり、特に正面の旧市街の屋根には夥しい数のパラボラアンテナが設置されているのが目につく。感度が良いアンテナになると、2000チャンネルもの衛星放送が視聴できるらしい。フェズの街の鳥瞰図が頭に入ったところで、近くの陶器工房ART DE POTERIE ACHの見学(8:55-9:25)。粘土の山、P3110320土練り、ろくろ成型、乾燥、下絵付け、施釉、窯詰め(窯はイタリア・FICOLA製電気炉)行程や装飾タイルの制作工程などの職人技を見学した後、店舗に案内されて御定まりのショッピング、お付き合いに小さなタジン鍋の置物を購入する。漸く旧市街見学、美しいタイル装飾が施されたブー・ジュルード門(1913年建造)をくぐる。さあ、いよいよ世界最大の迷宮都市に見参と思ったら、幾らも歩かないうちに一般民家に立ち入り、ミントティー・ブレーク。民族衣装をまとった御主人が、ラクダ型の金属ポットに煎茶とミントの生葉を入れてぐらぐら煮立て、ガラスコップに1mの高さから注ぎ入れるパフォーマンスを見せる。砂P3110372_2糖は各人の好みに応じて後入れ。客間や居間、台所も見学し、序でに手洗いを借用する。今度こそはと外へ出ると、幾らも進まないうちに、又も金属製品工房に連れ込まれる。真偽のほどは分からないが、先ほど見学した王宮門の制作を担当した職人がいるとのこと。ミントティー用のラクダ型金属ポットを頻りに勧められたが、単体のポットが15,000円、ポットと色付きガラスコップとのセットが28,000円もするので誰も買わない。それにしてもミントティーの試飲の後に間髪を入れず茶器売り場に案内するとは、なかなかアミンさんも隅に置けない。10:50一旦バスに戻り、別の旧市街入P3110381り口へ回って最大迷路へ突入、アミンさんが引率、現地アシスタントが遊軍、I添乗員が後詰の、絶対に徘徊行方不明者を出さない態勢で、右に曲がり左に入りと、ぐるぐる、ぐるぐる巡る。狭い路地をロバやラバや馬が曳く荷馬車、リヤカー曳き、通行人が通るので大混雑、擦れ違うのもままならない。カモミールなどの香草類、デーツなどの乾燥果実、オリーブの塩漬け、野菜(アーティチョーク、インゲン、ジャガイモ、タマネギ、トマト、ネギなど)、果物(イチゴ、オレンジなど)、肉類(羊の脚、ラクダの頭など)、カタツムリなどを商うスークをP3110389通り、カラウイン・モスク(9世紀建立)、ムーレイ・イドリス2世の墓があるザウィア・ムーレイ・イドリス廟(15世紀建立、18世紀再建)の前を通り、最後はなめし皮染色職人街(タンネリ)にある皮革工房に連れ込まれる。工房の屋上に上って染色桶が並ぶ作業場を見下ろし、旧市街の屋根と、近くのアンダルース・モスクの緑色の屋根とミナレットを眺める。メンバーの女性の中には高価な革製品を購入した人も居る。12:40バスに戻ると、頭の中が混沌としたままフェズの買い物ツアーは終了、次の観光地メクネスへ向かう。(続く)

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