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キッコー修道院 (KYKKOS Monastery)

2017年5月13日(土) 6:00起床。7:00-7:30朝食、目玉焼き、ベーコン、ハム、チーズ、マッシュルームの油炒め、ニシンの燻製、キュウリ、トマト、ヨーグルトを食べ、オレンジジューP5130139スとコーヒーを飲む。ちょっと食べ過ぎ。8:00出発、島中央部の山岳地帯トロードス(TROODOS)へ。ホテル近くの広場では土曜市が開かれ、サーカスのテントまで建つ。国道8号線を北上、沿道の花木は夾竹桃が多く、白や赤、ピンクの花盛り。山岳道路に入ると、黄色い花を付けた灌木のハリエニシダが目立つ。大地は石灰岩質で白っぽい。トロードス地域は、ブドウを始めアンズ、イチジク、オリーブ、サクランボ、ビワ、ミカンなどの果樹の他、ナッツ類(ピスタチオ、ピーカン等)の栽培も盛んとのこと。森や林の中に別荘が点在し、山中は隈なく開発されている。標高が上がるにつP5130143れてクロマツやキプロススギ(レバノンスギの亜種でキプロス固有種)が多くなる。道はくねくねしてイロハ坂状態、車酔いに弱い人は堪らない。キプロス島には1800種の植物が認められ、うち150種は固有種とのこと、その固有種のうちのハリスン(黄)やピオニー(ピンク)、ハマナス似のシストス(ピンク)の花が道端に咲いている(花の名前はガイドのアンジェラさんの受け売り)。標高1670m、トロードス・ホテル傍の公衆トイレで休憩。外は涼しく快適、オオイヌノフグリ、イタドリ?、タンポポが生えている。トイレは紙が切れており、余り清潔とはいえない。山岳道路の最高地点である峠(P5130153標高1780m)にさしかかると、カフェレストランNorth Face Vittelが建ち、スキーリフトが左に斜上する。その先、電波塔が建つところがキプロスの最高峰オリンポス山(標高1951m)の山頂であるが、一帯はイギリス軍の訓練場となっており、登るには入山許可が必要との事。峠から下っていくと、針葉樹ばかりだった森にハリエンジュの白い花が交じり始め、林の中に蜜蜂の巣箱を認めるようになる。10:00標高1140mの山中に建つキッコー修道院(KYKKOS Monastery)到着。キプロスで最も有名な修道院は11世紀末の創建、数度の火災に見舞われたため、現在の建物は19~20世紀に再建されたもので新しい。現在、男性ばかり18名の修道士が修法に励んでいる。入り口や中庭を囲む回廊の壁や天井は美しいフレスコ画やモザイク画で覆われ豪華絢爛、有力な檀家や数多の信徒を抱えている様子で寺勢は実に盛んである。今日も我々の後から善男善女が陸続とお参りにやってくる。聖堂内は撮影禁止、折しも司祭の導きで婚約の誓いを捧げている若いカップルがイコノシスタスの前に佇P5130163む。イコノシスタスと各イコンの外枠はすべて金銀で荘厳され、内壁と天井はフレスコ画に覆われる。外側はシンプルな石造りであるが、内部は贅の限りを尽くしている。正教会聖堂の新しい状態はこのような煌びやかなものであることが良く分かる。聖堂に連なる博物館(聖遺物室)も見学、古い時代のイコンや宝物類、各種聖具の他に、聖人たちの遺骨(手骨)、歯、髪、汗を拭いた布などが金銀の宝飾箱に収められて展示されている。床のタイルのデザインは「コウノトリ樹上図」、見ごたえのある修道院である。アジサイとツルムラサキが咲く中庭へ出て、最後に回廊最大のモザイクP5130157画「マリアの昇天」を見学してから退出する。バスが待つ駐車場周辺は、山奥というのに土産物店やレストランが建ち並び門前町状態、キッコー修道院ラベルを貼付した甘口のデザートワイン・コマンダリアを試飲し、記念に1本買い求める。他にも、ディライト(ロクム)8箱を、またクルミの一種ピーカンナッツも珍しいので1袋購入する。11:15バスに戻り、世界文化遺産「トロードスの壁画教会群」に登録されている聖ニコラオス教会へ。(続く)

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コメント

お二人がお元気そうな様子で写っていますね。
この項、拝読して、ブルガリアのリラの僧院や、ギリシャのメテオラなどを思い起こしました。
素晴らしい修道院ですね。ギリシャ正教ですか。
イコノスタシスやイコン、素晴らしいそうで見たかったです。
キプロスの植物1800種類ですか。150種の固有種があるとはこれも驚きです。
キプロスの最高峰の名前もオリンポス山というのですか。

投稿: tona | 2017年6月 6日 (火) 08:45

tonaさんへ
キプロス島の山岳地帯に点在する教会10か所は世界遺産に登録されていますが、もっとも名高いキッコー修道院は登録から漏れております。多分元のままの復元・再建ではないためかと思われます。それでも新しいフレスコ画やモザイクは非常に美しく、退色したり一部剥げたりしている古ぼけた12世紀や14世紀のフレスコ画より、分かりやすく見ごたえがありました。植物の種類や名前は現地ガイドの女性の受け売りで、ネットで調べても真偽のほどは分かりません。

投稿: shikamasonjin | 2017年6月 6日 (火) 21:13

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