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コロッシ城・クリオンの古代遺跡・アポロ神殿

2017年5月14日(日) 6:15起床。今日もカンカン照りのようなので、半袖シャツに薄手の登山ズボンに着替える。7時から朝食、ベーコン、ハム、目玉焼き、焼きトマト、ポテト、フルーツ(メロンとグレープフルーツ)を食べ、レモンジュースとコーヒーを飲む。今日はリマソールからパフォスにかけてのキプロス島南岸の名所旧跡巡り、朝食から出発まで1時間半あるのでゆっくりできる。8:30出P5140300発、直ぐに高速道路に乗って西へ、A6号線とB6号線を走る。民家の屋根という屋根に白い円筒型タンクが設置してある。雨水を溜める貯水タンクとのこと、島では如何に水が貴重であるかが分かる。8:50リマソールから西へ14㎞の所にあるコロッシ城(Kolossi Medieval Castle)到着。13世紀に建てられ、14世紀には十字軍の遠征基地としても使用されている。現在の建物は15世紀半ばの改築。入り口右手に建つカマボコ型の石造建築は14世紀の製糖工場跡、城内前庭に入るとコショウボク(学名:Schinus molle、ウルシ科サンショウモドキ属の常緑樹)がP5140313小さな紅い球形の実を沢山つけている。葉をもむと確かに胡椒の香りがする。三階建ての城内には跳ね橋を通って二階から入る構造で典型的な軍事用の城、壁が厚く1mはある。二階は来賓の間と暖炉がある台所、何故か洋服が飾ってある。螺旋階段を昇って三階へ。がらんとしていて何もない。何故か中央に石炭?が丸く敷き詰められている。更に螺旋階段を上がって屋上へ。ステップが狭く一苦労、屋上から眺める景色は平凡、海は見えるが遠く、周囲の街並や圃場にこれといったものはない。螺旋階段で一階へおりると、ビデオ装置のあるガイダンスルーム、案内する係員もいない。訪問者ノートに記帳して外へ出る。境内に樹齢数百年の糸杉の巨木と、樹齢二百年のマメ科の大木・ローズウッド(学名:Tipuana tipu、TipaあるいはPride of Boliviaと呼ばP5140334れる南米原産の木)が聳える。城内よりそれら大樹の方がよほど見ごたえがある。9:30バスに戻り、次はクリオンの古代遺跡へ。コロッシ城から更に西へ5㎞・10分ほど走っただけで、9:40海の見える高台にあるクリオンの古代遺跡(Kourion Archaeological Site)到着。風が涼しい。ここは、紀元前14~紀元前13世紀にギリシアのペロポネソス半島にあるアルゴスからやって来たアカイア人の植民地として発展した古代都市、広大な遺跡である。先ずローマ式野外劇場の見学。もとは紀元前2世紀に造られたものだが、紀元後1世紀に地震で壊れ2世紀に再建されている。当初P5140342は3500人の観客を収容できたというが今は2000人収容、夏になると野外演劇や音楽会が開催される。次いで4世紀の大地震の後に造られた公衆浴場跡のエウストリオスの家(The House of Eustolios)へ。遺跡を保護する覆屋が巨大な割りに中は大したことがなく、床のモザイクが完品で残っているのは、計量器(物差し?)を持つキティシス像がある一箇所のみ。他にはサウナ跡など。外へ出て、青い実が付いたキャロブ(学名:Ceratonia siliqua)の木を写真に収めてから、管理棟の清潔なトイレを借用し、10:10バスに戻る。次はアポロ神殿へ。クリオンから更に西へ3㎞、10:20アポロ神殿駐車場着。外はカンカン照り、登山用のUVカット帽子と扇子が大活躍。湿気は少ないが5月中旬P5140362とは思えないほど暑い。遺跡には、セージやオレガノなどのハーブが雑草の様に至る所に生えており、菊科植物やヒナゲシも咲いている。緑色のトカゲが走り回り、ここにもキャロブの木がある。紀元前8世紀から紀元後4世紀頃までクリオンの守護神、森林の神アポロを祀った神殿の遺跡で、後世に他の建造物の材料として石が持ち出されてしまったため、復元は捗々しくない。石ゴロゴロで部分的に石柱が復元されている。中央の回廊の一番奥にアポロ神殿跡があるが、柱2本の上にオリジナルという破風のかけらが乗っているだけ、拍子抜けして10:50バスに戻る。(続く)

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