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地磁気逆転地層「チバニアン」(市川市)

2017年12月20日(水) 今日は七里川温泉から、背後に聳える房総の名山、石尊山(標高347m)に登山。その帰り道、県道81号線(清澄養老ライン)沿い、市原市田淵にある今話題の地磁気逆転地層「チバPc200045ニアン」に寄ってみる。田淵会館(公民館)前が見学者用駐車場になっており、せいぜい5~10台程度のスペース、平日の夕方のせいか、それともフィーバーが収まってしまったのか、幸い空いている。車を置いて墓地脇の農道をずんずん下っていくと、養老川の河畔手前に地元の人が整備してくれた竹製手摺が現れる。それを伝って河原に降りると、目の前に黒褐色の崖が聳え、そこが地磁気逆転地層の現場、素人目には単なる河岸沿いののっぺりした崖というだけでさっぱり分からない。インスタ映えもしない、多分。公民館前でいただいた市原市教育委員会ふるさと文化課作Pc200042成のパンフレットには、『[地上に現れた海底の地層] 養老川沿いの露頭・千葉セクションの上の方に、一本の筋が見えます。これがおよそ77万年前に(木曽)御嶽山が噴火した時の火山灰の堆積層で、地磁気が逆転していた時代の目印になります。そこから下はもっと古い時代、上は新しい時代の堆積です。これらは海底で堆積した地層が、後に房総半島が隆起して、養老川の浸食作用によって崖になり、見えるようになったものです。[地磁気逆転の証拠] 露頭の各所に試料採取の穴が開いていますが、地磁気の逆Pc200040転を連続して分析した跡です。地磁気の逆転は、過去360万年間だけを見ても11回確認されています。その最後にあたる77万年前に起きた逆転について、逆磁極期(赤色)から過渡期の磁極遷移帯(黄色)を経て、現在と同じ正磁極期(緑色)に戻る様子が連続して分析・観察できる海底堆積層は、世界でイタリアの南部と房総半島の地層だけであり、なかでも田淵の地層は、観察に最適な条件を備えています。[科学研究の宝庫] 田淵の周辺地層は堆積速度が極めて速く、平均で1000年間に2m以上の地層の堆積が観察できるため、細かい分析にも適しています。地磁気の逆転だけでなく、地層に含まれるPc200037_2微化石や花粉を分析することで、当時の海や陸地の環境などについても研究が進められています。[成るかチバニアン] このようなことから、千葉セクションは地質時代境界のGSSP(Global boundary Stratotype Section and Point、国際標準模式層断面とポイント)の第一候補地に選ばれました。今後正式にGSSPに認定されると、この地層の含まれる時代(約12万6千年前~77万年前、更新世中期)を「チバニアン」(ラテン語で「千葉時代」)と呼称し、日本の地名が地質時代名称に初めてつけられる快挙となります。』とあり、地元の期待は大いに高い。

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