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海子溝ハイキング

2018年7月10日(火) 6:30起床。ベッドが硬く枕が大き過ぎて寝苦しい。標高3000mの高地であるが息苦しさや頭痛はない。夜もさほど冷え込まない。もっとも掛布団は厚く、エアコンP7100184も26度設定。便器に座ると冷たく、ウオシュレットが恋しくなる。MWを沸かして日本茶とコーヒーを飲む。成都のホテルには電気式蚊取り線香が置いてあったが、ここには蚊はいない。髭をそって日焼け止めを塗る。やはり動くと息切れするのでなるべくゆっくりした動作を心掛ける。スロー、スロー。全員が揃って1階の食堂で朝食(7:30-8:00)。お粥と茹で卵を食べる。コーヒーはなく豆乳のみ。4階の部屋に戻るのに階段昇りで早や息切れ。右肩痛の痛み止めを一服飲んでから登山靴に履き替えスパッツを巻く。昼のお弁当(バナナ、茹で卵、ソーセージ、クラッカー、ヨーグルト)をもP7100315らい9:00出発、曇天。今日は四姑娘山へ通じる登山道である海子溝(渓谷)のとっかかり部分で花見ハイキング、昨日下ってきた道を戻り、10分ほど走った橋の袂(標高3280m)でバスを降りる。橋を渡り広場から木製階段を上ると立派なチケットセンター(標高3350m)が建つ。ここまで上がるだけで息切れと動悸激しく既に一杯、一杯、同行のメンバーは自分と同年配の六十台、七十台と思われるが皆すこぶる元気、花の写真を撮りまくっている。入山料は旺季(ピークシーズン:4月1日~11月30日)1人60元(1,100円)、子供料金やシニア割引はない。道は登山道と云うよりはP7100218_2ベースキャンプ地へテントや食料などの荷物を運ぶ馬道で、人も乗馬することができる。道端の花やきのこの写真を撮りながらゆっくりゆっくり進む。傾斜は緩いが体にはきつい。野生のストロベリーを口に含みリフレッシュしつつ行くが、とうとう皆に遅れて最後尾、やれやれ。10:45斎戒坪(標高3440m)と名付けられた稜線に登り着き、視界が一気に開ける。そこは肩の広場のような高原のお花畑で各種高山植物が百花繚乱、華やかに妍を競い合う。お弁当を開き30分間の大休止。この先尾根通しに進めば、途中1泊して四姑娘山の第一峰・大峰(標高5025m)に登頂することができP7100266る。今日は全ての峰(大峰、二峰、三峰、四姑娘山)が雲に隠れ全く見えない。我々の他には中国人登山者が数人やってきただけで、時折荷物運びの馬と馬方が通るだけ、実利を尊ぶ中国人には殊更高山植物を愛でる習慣はないようで、お花畑でキャーキャーワーワー大騒ぎしているのは日本人ばかり。斎戒坪から先は希望者のみの自由散策、調子が全く上向かないのでそこから引き返すことも考えたが、頂き物の米屋の羊羹をかじると元気が出たので再び上へ。他のメンバーに置いていかれ最後尾をじりじり、花の写真を撮りながら休み休み登って行く。右の斜面に羊の群れ、一帯は放牧地にP7100289なっている。羊の黒い粒状の糞が散在し、馬の糞もボコボコ。雲が上がり前方に雪渓を持つ高山の中腹が見えてくる。本峰の四姑娘山(標高6250m)か。12:00漸く鍋庄坪(標高3554m)に到着、そこも斎戒坪と同じような草原広場、雨が落ちてくる。バナナを食べてから酸素を吸ってリフレッシュ、もう一段上の最終目的地・朝山坪へ向かう。12:45仏塔が建ちタルチョがはためく朝山坪(標高3610m)到着、メンバー14名中そこまで登ったのは9名。記念写真を撮ってから引き返す。13:05鍋庄坪、13:50斎戒坪、帰りは楽勝。雨が時々ぱらつき、その都度折り畳み傘をさP7100348す。14:45チケットセンター、15:10バスに戻る。標高差僅か300mの長尾根往復(約7㎞)に6時間もかかる。15:35ホテルの部屋に戻り夕食まで休憩、4階までの階段登りが相変わらずきつい。1階食堂で17:30から夕食、またも郷土料理とて、豚肉料理、牛肉とピーマン炒め、青菜炒め、ナス煮物、豆料理、豆腐料理、野菜スープなど昨日と同じような皿が並ぶ。もはや食欲も出ないが、唯一マツタケがたっぷり入ったスープには感激、香りが高く美味い。18:30部屋に戻りシャワーを浴びる。痛み止めの湿布薬を肩に貼り、ベッドに寝転んで「階段を下りる女」を読む。(続く)

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コメント

大変な思いをされた一日だったのですね。
有名な所にそれでもがんばって行って来られたことに拍手です。
70歳とはそれでもお元気ですね。そんな年の頃私も高所は北岳に行きましたが、息苦しいとは何も思わなかった。無知でした。其れより高度は同じような、あるいは低いクスコやマチュピチュは脅されて用心しましたがこれも苦しさは感じませんでした。
今はこんな所にはとても行けないと思います。
拝見出来ただけでも幸せと言うものです。

投稿: tona | 2018年7月25日 (水) 09:22

tonaさんへ
おはようございます。過去、富士山に三回登って何ともなかったので、今回も高山病に罹る心配は余りしませんでした。ただ、いきなりバスで3000m以上の高所に連れていかれ、歩き回るのは全く勝手が違いました。年のせいで体が高所に順化するのが遅くなったせいもあるのでしょうが、もはや無理は効かないことを思い知らされた旅でした。冥途の土産に、マチュピチュやチベットのラサにも行きたい気持ちはあるのですが、今の体調では果たして行けますかどうか。ありがとうございました。

投稿: shikamasonjin | 2018年7月25日 (水) 11:17

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