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世界遺産「ヴィエリチカ岩塩坑」

Pa250655_22018年10月25日(木) 夜中2回トイレに起き、冷え込んできたので薄い布団をクローゼットから出して2枚がけ、朝はかなり冷え込む。6:00起床、連泊なのでSCをさっと荷造り、髭を剃り、日焼け止めクリームを塗って、鼻炎薬を噴霧してと、いつもの朝の支度。エアコン(設定30℃)の風量を最大にするも部屋はなかなか暖かくならない。7:00朝食へ。ハム、ソーセージ、目玉焼き、焼きサバ、オイルサーディン、フルーツ(オレンジ、グレープフルーツ、スイカ、プルーン、メロン)を食べ、ブルーベリーヨーグルト、リンゴジュース、エスプレッソを飲む。外は雨、今日も陰鬱な天気、この時期のPa250698ポーランドは本当に天気がよろしくない。8:00ロビー集合、小雨の中出発、クラクフの南東約15㎞のところにある小さな町ヴィエリチカの地下に広がるヴィエリチカ岩塩坑へ。現地ガイドは日本語が上手な女性モニカさん。以下、バス車内の彼女の説明、『塩文化の始まりは7000年前、紀元前から岩塩採取は行われている。ヴィエリチカの岩塩採掘は1250年頃から1950年代まで行われていた。掘り進められた坑道は700年間で総延長300㎞、深さは300m以上に及んでいる。今は坑道崩壊の恐れがあり岩塩採掘を中止、その代わり塩水を汲み上げて食塩、入浴剤、化粧品に加工しているPa250688_2。19世紀には坑内に療養所(ヘルスセンター)が設けられて、塩の殺菌作用で浄化され且つミネラル分を含む空気を吸い込むことで、気管支喘息やアレルギー疾患、アトピー性皮膚炎などの治療に役立てられている。岩塩坑の見学コースは色々用意されており、一般的なのは10人単位で見学するツーリストルート(Tourist Route)、2012年にオープンした坑夫ルート(Miners'Route)の方は、つなぎの作業服に着替えヘルメットやヘッドランプを装着せねばならないが、坑木丸太切り、岩塩採掘と運搬、メタンガス濃度の測定などの疑似体験ができる。また、子供向けコースもあり、緑のPa250720_2学校(林間学校)の遠足でやってくる子供たちが多い。坑道内部は年間通して13~14度、見学者に開放しているのは地下9階まであるうちの地下1階、2階、3階の一部、約2.5㎞。岩塩坑内の撮影は有料で10Zt(350円)かかる。1978年、「ヴィエリチカ岩塩坑」の名称でユネスコの世界文化遺産に登録された』。
8:40大駐車場到着、中国人団体が居り、昨夜レストランで出合った日本人高校生の一団もいる。まず無料トイレを拝借、団体入口がなかなか開かず雨の中待たされる。9:00ようやく入坑、10人づつの3グループに分かれ、各グループにPa250731女性係員が一人付いて先導役、先ずエレベーターで坑道に降りる。坑道には間仕切り用の扉が沢山設けられており、その区画に入ると女性係員が一々扉を閉めに回る。何のため?、混雑回避が目的か?。坑道の天井や壁、坑木の表面は塩の結晶でびっしりと覆われ、採掘跡の空間には、コペルニクス像、キンガ姫伝説の群像(10世紀末、ポーランド王との婚礼の為、ハンガリーからやってきたキンガ姫は、道中の泉に婚約指輪を投げ入れ、ヴィエリチカの住民に掘り出すよう求めた。するとその泉の底から、岩塩層と指輪が発見されたと伝わる)、メタンガス検知係の像など岩塩でPa250745作られた数々の彫像が並ぶ。また、湿地帯に湧きだした塩水から塩を作る新石器時代・六千年前の人々の人形、釣瓶で塩井戸から塩水をくみ出す人、採掘した岩塩を木樽に詰める人、ロバに牽かせた馬車や手押し車でその木樽を運搬する人など各種作業に従事する坑内労働者の人形が並べてある。そして、坑道の途中には、危険を伴う坑内作業の安全を祈るため、鉱山労働者たちが祈りを捧げたであろう聖アンソニー教会(1698年建立、聖堂や祭壇、聖人像が全て岩塩彫刻から出来ている)や聖十字架教会(木製?彩色のキリストの磔刑像と聖母マリア像が祀られる)が設けられている。Pa250751現在汲み上げが行われている現役の塩井戸を過ぎると、カメラ撮影料10Ztを徴収する係員が居り、その先が当ルートのハイライト、聖キンガ礼拝堂。天井から吊り下がるシャンデリアを始め、壁面を埋めるイエスキリスト像や聖母マリア像、聖人像などのレリーフ、祭壇から床、階段に至るまですべてが塩の結晶で出来ている。信じられない出来栄え、まさしく塩の芸術の殿堂である。一つ一つを丁寧に見ていたら時間が幾らあっても足りないが、「最後の晩餐」を模したレリーフなど見学する。モニカさんに促されて聖キンガ礼拝堂を後にし、緑色に輝く塩湖を眺め、地下売店広場をPa250754通り抜け、エレベター前の大行列に並び、11:00地上階に戻る。普通は3時間コースというから、博物館をカットした分短かったのであろう。11:20まで20分間フリータイムになったので、売店で岩塩を5袋購入。その後、道向かいのレストランKARCZMA HALITで昼食(1125-12:10)、ビゴス(キャベツとザウアークラウトに、肉などを加えて煮込んだ家庭料理)とロールチキンカツレツを食べる。12:30バスに戻り、オシビエンチム(アウシュビッツ)へ。(続く)

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