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世界遺産「キナバル自然公園」(4)ラフレシア園

2019年5月6日(月) 昼食後の15:00~15:40、レストランの道向かいにある村道奥のラフレシア園(VIVIANE RAFFLESIA GARDEN)見学へ。村道入口に、只今開花中の看板が建っている。どん詰まりに駐車場があり、園入口の小屋に料金を徴収する女性がいる。入園料は一人30RM (900円)、入場券や領収証はなく、入園者名簿に名前と居住地を記帳する。村営施設らしく、村人総出で駐車場係、切符係、園内清掃P5060224 係、監視係など分担している。標高600mの平坦な樹林帯の中に、遊歩道が整備されており、「ラフレシアのライフサイクル」や「ラフレシアは世界一大きい花か?」の解説などが掲げてある。また。シナモンの木やワイルドジンジャー、トウガラシの木なども生えている。ラフレシアは、東南アジア島嶼部とマレー半島に分布するラフレシア科ラフレシア属の寄生植物で10数種類を含む。直径90㎝にもなる世界最大の花を付けるのはRafflesia arnoldii、ブドウ科植物の根に寄生し、雌花と雄花がある。ラフレシアのライフサイクルは、『開花(5~7日)→(クロバエ科オビキンバエ属のハエによる受粉)→花が黒化→(6~8ヶ月)→果実生成(雌花)→種→(地リスやアリによる分散;2~3年)→蕾の発生→(7~9ヶ月)→若い蕾→(2~3ヶ月)→成熟した蕾(24~48時間)→開花』と非常に長く、蕾が発生してからでも開花まで9~15ヶ月を要する。そして開花期間は僅か数日間なので、花を目にすることができるだけでも幸運、今回は若い蕾(つぼみ)とやや成熟しかけた蕾、遮光ネットで保護された開花2日目の双子花(直径70㎝)と3日目の花(直径78㎝)、老熟し黒化した花の4段階を見ることができたので大満足、珍しいものを見せてもらい、まさに冥土の土産になりました。
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花もつぼみも地面から直接生えていて、茎や葉はありません。付近には蔓性のブドウ科の樹木があります。蕾はまるできのこ、腹菌類の様です。花もエリマキツチグリの様です。老成すると萎んで黒化するところなど、クロハツにも似ています。ハエをおびき寄せるためグレバのような臭い匂いを発生するようですが、開花して間もないためか異臭は殆ど感じられません。レストランに忘れた家内の帽子を取り戻し、15:40バスに戻りコタキナバルへの帰路に着きました。なお、世界一大きい花としてギネスブックに登録されているのは、スマトラ島の熱帯雨林に自生するサトイモ科コンニャク属のショクダイオオコンニャク(Amorphophallus titan)で、径1m、高さ2.5m、重さ15㎏になり、他にもボルネオ島やセレベス島に自生する世界最大のラン、株丈7mにもなるタイガーオーキッド(Grammatophyllum speciosum)や、アンデスの高山帯に生える株丈10m超のパイナップル科のプヤ・ライモンディ(Puya raimondii)がありますが、いずれも多数の花の集合体であり、単一花としてはラフレシアが世界一大きいようです。(続く)

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コメント

見事に咲いていますね。
とても臭いと聞いていますがどうでしたか?

投稿: tona | 2019年5月28日 (火) 09:41

tonaさんへ
ボルネオ島への旅、実質4日間で一番充実していたのが初日です。キナバル山も眺められたし、ラフレシアも見られたしで、満足しました。ラフレシアの花の匂いは左程感じませんした。

投稿: shikamasonjin | 2019年5月28日 (火) 23:12

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