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ワイナピチュ(WAYNAPICCHU)登山

6月25日(火) 3:30起床。毎日こんな時間に起きている。「自己責任でワイナピチュに登山します」と云う誓約書に署名し添乗員のAさんに提出、過去には転落死亡事故も起きているらしい。ホテルのレストランは4時から開いており、4:10~4:50朝食、ハム、ソーセージ、カステラ、ポテトフライ、トマト、オリーブの実、カットフルーツ(ウチワサボテンの実、スイカ、パイナップル、メロン)、丸ごとの果物(黄桃、食用ホオズキ、ブドウ、ミカン、洋梨、リンゴ)を食べ、薄いジュースとぬるいコーヒーを飲む。腹八分目、行動食なので少しづつ。部屋に戻り、髭を剃り、日焼け止めを塗って、更に皮膚の露出部に虫除けスプレーを入念に噴霧、冬季はブヨが湧くとのこと。現地で虫除けを噴霧すれば済むのだが、山に棲む蝶などへの配慮らしい。出発前に梅干し1個を食べ、リポビタンゴールドも1本飲む。6:00ロビーに集合し即出発、歩いて5分のシャトルバス乗り場へ。アグアス・カリエンテス川沿い、橋の畔のバス乗り場に着き、「7:00」と書かれた看板の前に並ぶ。すでに長蛇の列、あちこちから鶏の時を告げる声が挙がる。現地ガイドのN嬢はバスの乗車整理係と懇意と見え、秘かにチップを渡すとみるや、先に並んでいた観光客をごぼう抜き、ずうっと前へ案内され、6:35乗車。先ほどホテルで渡された名前とパスポート番号が記載されている往復チケット(24ドル)を提示し、係員にスタンプを押してもらう。30人乗り位の中型バスは、右下にウルバンバ川の渓谷を見下ろしながら未舗装の林道をじぐざぐに上っていく。先発したバスが次々に下りてくる。7:00マチュピチュ遺跡入り口(標高2460m)到着。
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先ず入り口の有料トイレ(2ソル=70円)で用を足す。遺跡の中にはトイレがないとのこと、これから行動時間が3、4時間あるというのに厳しいね。名前とパスポート番号入りの「07:00」入場券(入場料は200ソル=7,000円、遺跡入場料152ソル+ワイナピチュ入山料48ソル、但し、ペルー人は半額)とパスポートを提示し遺跡内に入場、遺跡の北端にあるワイナピチュ登山口までほぼ平坦な一方通行の道を行く。マチュピチュ遺跡の背後に大きく聳えるワイナピチュが次第に近づいてくる。傾斜はかなり急、あの山頂まで本当に登れるのか。好天、寒くはない。雨具の上衣、チョッキ、登山シャツでちょうど良い。
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7:40登山口の管理小屋(標高2460m)に着いて、先ほどの入場券を提示し、登山者ノート(2冊あり)の1冊に名前と年齢、国籍、入場時刻などを記入する。妻は100番、自分は121番と、登山者ノートの入山順と同じ番号を記入された入場券が戻ってくる。記帳された同行のツアーメンバーの年齢を覗くと、何と自分が最高齢!、外見風貌から推察するに数人は確実に自分より年嵩と踏んでいたのに「マジですか?!」、それはともかく、現在のワイナピチュ登山は入山者数が厳しく制限されており、1日の合計が400人、第一グループは7:00-8:00の入場で200人、第二グループは10:00-11:00の入場で200人とのこと。管理小屋入り口の案内板に拠ると、ワイナピチュ(標高2682m)登山の所要時間はピストン往復2時間、周回コース4時間とあり、又、手前のHuchuypicchu山(標高2496m)往復のみなら45分。N嬢が先頭、A氏が後詰の体制で登山道に入り、アップダウンのある山道を歩き始める。と、Huchuypicchu山への分岐を過ぎたところで妻はギブアップ、今日は体調が悪く(多分高山病)ワイナピチュ登山は諦め午後の遺跡観光に備えたいとのこと、遥々と此処までやって来て本人が一番悔しいだろうけれどしょうがない、我々が下りて来るまで管理小屋に戻って待機してもらうことに。
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7:55ワイナピチュ根元の最低鞍部(標高2440m)、そこから急傾斜の石段道に変わる。山側に所々ワイヤロープの手摺りが後付けしてあるが、石段そのものは殆どが昔のオリジナル、よくもこんな稜線に道を設けたもの、重機もない時代にインカの土木技術と信仰心はすごい。高度を稼ぐにつれて周辺の雪嶺が見えてくる。Nさんの説明ではビルカバンバ山群の盟主サルカンタイ山(Sal cantay:6271m)とのこと、昨日列車の窓から見えた形の良い山も同山群のベロニカ山(Nevado Veronica:5682m)と教わる。房総の鋸山の一等三角点へ行く石段道と甲乙つけがたい胸突き八丁・心臓破りの急傾斜の石段が続く。しかも、標高が高い分酸素は薄いし、石段の踏み代も狭い箇所が続き、難度はずっと上。標高2500m、標高2565m、Nさんは弛みにさしかかる都度休憩を入れてくれる。下界にウルバンバ川の深い渓谷、遺跡後背にマチュピチュ山(標高3082m)、そしてマチュピチュ山とワイナピチュとの尾根上鞍部に横たわる空中都市の全貌が見えてくる。マチュピチュ山への登頂も可能で、ワイナピチュよりは厳しく登り2時間に下り1時間かかる由、マチュピチュ山登山はワイナピチュ登山より人気がなく、入山料は同額だが人数制限は無いとのこと。米国のカリフォルニアからやってきた三世代家族と抜きつ抜かれつ、励ましあいながら相前後して進む。その中に79歳と78歳のご夫婦が居り達者なもの、Nさんがこれ迄案内した日本人の最高齢は85歳男性とのこと、これは弱音は吐けないぞ。幸いブヨなど毒虫の類はいない。8:40標高2620m、段々畑が現れる。畑の棚面に入って一服、マチュピチュ遺跡を俯瞰する。遺跡は飛翔するコンドルの形に見える!。その先はワイヤロープも付いてない急で狭い石段、四つん這いになって這い登る。神殿らしき石室(標高2650m)に辿り着きほっと一息、直ぐ上に山頂が見える。
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急階段を登って上の小広場にでると「MONTANA WAYNAPICCHU ALTITUD:2667.58msnm」の標識が建ち、其処から裏へ回ってひと登りで、筑波山(女体山)山頂の様な大岩が積み重なる山頂(標高2682m)に出る。時刻はジャスト9:00、遺跡入り口から2時間、登山口管理小屋から1時間20分かかっている。標高だけみれば、富士山の五合目から七合目まで登る感じ、標高差も240m程度だが、傾斜がきつく息が抜けない分、結構厳しい。山頂は狭く大岩に上るのは順番待ち、5人くらいしか一時に上がれない。
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9:20下山開始、帰路は山頂部を巡るコースに入り、胎内くぐりの様な狭い岩穴をくぐり、遺跡全体を俯瞰する展望台に出る。遺跡入り口へ上ってくるシャトルバスのジグザグの林道が見え、その左上にはインティプンク(Intipunku:太陽の門)から遺跡へ下ってくるインカ道が認められる。展望台の先で往路の登山道に復帰し、急な石段を慎重に下っていく。
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小さな花が咲いている。ワラビそっくりのシダ植物もある。Nさんの話では、年間を通して花は咲き、乾季と雨季に咲く花に分かれる由、熱帯なのでランの花が多いらしい。Nさんは今年4回目のワイナピチュ登山、これ迄少なくとも150回は登っているとのこと、ギネスブックものだねと感心したら、現地ガイドの中には殆ど毎日登っている人も居るとか。10:35全員無事管理小屋に下山、管理小屋起終点だと往復3時間の歩程。朝の登山者名簿の自分の欄に退出時刻を記入してゲートの外に出る。妻とも無事合流、元気を回復し、ゲート付近の聖なる石「ROCA SAGRADA」や石造りの神殿など見学していたとの事、何はともあれワイナピチュ登山は無事終了、昼食をとるため遺跡入り口にあるホテルのレストランへ。(続く)

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コメント

ワイナピチュ登山、、、「四つん這いになって、、、」
え!!凄すぎる。
おめでとうございます。
栄養ドリンクや梅干し、、、そんな隠し技の効果ありですね。
粘り踏ん張り、、で、達成感は最高でしょう!
いい写真です!!


私はトルコのカッパドキアのみの7日間で、
10月に毎日1・5~3時間のハイキング観光(5日間)のちょっとマニアックなツアー参加予定です。(西のつく旅行社)
体力に自信がないので、栄養ドリンクと梅干を持参しますね。

投稿: いのぶー | 2019年7月21日 (日) 18:50

W様
もう少し若いときに行っておけば良かったと後悔しました。恥ずかしながら肩が痛いので腕がまっすぐ上に伸びておりません。
カッパドキア良いですね。気球搭乗体験もされるのでしょうか。洞窟ホテルなら10月は寒いかもしれません。お気をつけて存分に楽しんできてください。

投稿: shikamasonjin | 2019年7月22日 (月) 08:53

ワイナピチュ登山でされたのですね。マチュピチュからばっちり見えた山だと思います。
厳しさにおいてワンランク上です。
それに毎日起床が3時ごろとは信じられないくらい大変な旅行でした。
これは厳しくて若返っても私には無理でしたね。

↑の「いのぶー」さんもなんてお元気なのでしょう!
おそらく気球にも乗られるのでしょうね。

投稿: tona | 2019年7月26日 (金) 10:44

tona様
体調さえよければ、標高差250m位のちょっとした山登りで、大したことはないのですが、事実、山歩きのグレードとしては「初級」です。命の危険を感じるような危ない箇所もありません。多分、登山者名簿でツアーメンバー中最高齢(皆さんが正直に申告していたかどうか、今でも半信半疑ですが・・)と判明した段階のショックが後を引いて、出鼻をくじかれたというか、今回は最初からどうも意気が上がりませんでした。連日の睡眠不足も結構応えていたのかもしれません。まあ、それでもワイナピチュから眺めると、マチュピチュ遺跡が「飛翔するコンドル」に見えたことが慰めです。ありがとうございました。

投稿: shikamasonjin | 2019年7月26日 (金) 14:12

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