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西安から拉薩へ

2020年1月15日(水) 4:00起床、荷造り。顔に保湿クリームと日焼け止めクリームを塗る。ブレンディスティックのカフェオレを飲んで目を覚ます。4:30正確なMCの電話が鳴る。5:15チェックアウト、ロビーに集合し空港へ出発。朝食の弁当(パン、ソーセージ、茹で卵、牛乳、洋梨)をもらいバスに乗り込む。外は寒い、マイナス2℃とか、厚手でダウン入りのロングコートを着て丁度良い。今回のメンバーは15名、普段 きのこ同好会で奇人・変人は見慣れているが、そんな私の目から見ても一風変わった、マニアックで個性的な人が多い。自分の事を棚に上P1150020 げて言うのも何だけれど。内訳は夫婦1組、女友達1組、男性の一人参加が6名、女性の一人参加は5名。年寄りが多く、最長老は83歳、次いで75歳、73歳、71歳、71歳、69歳、69歳、68歳、66歳、59歳など、最も若い人が35歳、中には年齢不詳の人も。函館や新潟から参加した人も居るが殆どは関東在住。外は真っ暗、車も空いている。6:00西安空港到着、団体チェックインでSCを預けるが空港内は朝から大混雑、1時間も待たされる。春節(1月24日~31日)の民族大移動がもう始まっている様子。ヒマラヤの山々が眺められる窓側の座席を希望したが、もらった搭乗券は44J席、どうやら通路側か。それから安全検査、H08の搭乗口に辿り着き、バスに乗り込む。外は雪が舞っている。7:45拉薩行きMU2333便に搭乗、機種はA319、3-3席並び、ほぼ満席。44J席は案の定通路側、しかも翼の上で残念のダブルパンチ、座席は本当に狭い。8:25離陸、西安(海抜405m)から拉薩(海抜3650m)へ高度差3250mをいきなり上がる。高度順化もなしに大丈夫かな、高山病に罹らねばよいが。9:05朝食サービス、ビーフライスをパスし、コッペパンと腊八粥(ろうはちがゆ:中国の家庭で旧暦12月に食べる薬膳粥、米・雑穀・豆P1150026 類・ナツメ・栗、ハスの実などが入る)とコーラをもらう。機内圧は標高2500m(腕時計の高度計の表示)で安定、途中最後尾の窓際の席に座らせてもらい東ヒマラヤの雪嶺の写真を撮る。素晴らしい!。チベット高原にさしかかると雪山から土の山に変わり、荒涼として緑は一切ない。機内圧力が標高2500m→3000m→3500mと落ちて来ていよいよ着陸態勢、11:25ラサゴンカル国際空港に安着。ジャスト3時間のフライト、外へ出るとカンカン照り、紫外線が強い。空気が薄く頭がふらふらする。拉薩の現地ガイド、35歳前後の男性、姚(よう)さんの出迎えを受け、迎えのバスに乗り込んだのは12:15、SCをバス迄運ぶだけでハーハー息苦しい。空が青い、少しも寒くない、外気温は10度前後?。早速車内でMW1本づつ配られる。ラサ市内まで50㎞、バスは高速道路を突っ走る。今の季節、雨も雪も降らず乾燥しているとのことで芝生は枯れ色だが、沿道に落葉高木が見られる。周りは標高5000m以下の岩山だが1本も木がないのは森林限界を超えている訳ではなく、燃料にすべて伐採してしまったのであろう。P1150033 チベットには標高7000mを越える山が75峰あり、6000m台の山には名前が付いていないとのこと。チベット第一の大河ヤルン・ツァンポを渡る。水は少ないが青く澄んでおり、川床はなかなか広い。6年前に完成したという7㎞の長いトンネルを抜ける。これができる前は山越えで市内まで2時間かかったが、今は1時間に短縮された由。姚さんの日本語も又分かりやすい。『拉薩は小麦(裸麦)しか穫れない。野菜、果物は全て四川省から入ってくる。成都との距離は2000㎞離れており、拉薩の物価は高い。水は88℃で沸騰するため、米や麺などの料理には圧力鍋を使う。ヤクは遊牧民の宝、肉も皮も捨てるところがなく、骨は装飾品に、糞は乾燥させて燃料に使う』。12:35ヤルン・ツアンポの支流ラサ河(キチュ)が見えてくる。チベット自治区第二の都市シガツェと拉薩を結ぶ鉄道は4年前に完成、シガツェからヒマラヤ山脈を抜け、ネパールの首都カトマンズまで延伸する鉄道は7年後に完成予定とか、中国の経済圏構想「一帯一路」はP1150046_20200131100401 着々と進行している。高速道路の両側は農地らしき平原が続き、放牧されているヤクが草をはむ。時々フラットな住宅群が現れる。13:00高速道路を出て拉薩の街に入る。ラサの人口は50万人、拉薩大学があるがレベルは今一、拉薩の住民なら北京大学に点数が低くても入学できる(中国政府のチベット族懐柔策?)ので、わざわざラサにマンションを買って他地方から移住する市民もいるらしい。街路樹は落葉高木、針葉樹もある。店やホテルは他の中国の街と変わらない。ノルブリンカの前を通り、五つ星の最高級ホテル拉薩飯店の前を通って、昼食を摂るためレストランへ。降りるとフワフワした感じでやや気持ちが悪い。後頭部が重い。生あくびが出る。大通りに面したレストラン「陶氏湯鍋」で中食(13:25-14:20)、メニューは鶏料理、キュウリ炒め、レバニラ炒め、チンゲンサイ炒め、トマト&卵料理、茎ニンニクと肉の炒めもの、キクラゲ炒め、青菜スープの8皿、味はまずまずだが食欲がない。バス迄戻るだけでふらふら、今日は風呂に入らない方が良く、酒も煙草も厳禁、のんびり部屋で休むようにと姚さんの指示。ホテル到着後、ドクターが各部屋を回って血圧など診 察してくれるそうな。14:35今日、明日と連泊P1150074_20200131100601 するホテル新鼎大酒店到着、8411号室(八階ではなく四階?)に入る。ゆったりした部屋にダブルベッド1台、書き物机と椅子、丸テーブルと椅子2脚、TV(中国Changhong製)、冷蔵庫(ミニバー)、個別エアコン、電気ポット、550ミリリットルのMW2本、ネスカフェのコーヒー2包、薬草茶と緑茶各1袋、スリッパ、浴衣、ティッシュボックス、傘、セーフティーボックスがある。これまで世界各地の色々なホテルに泊まったが、初めて見るものが酸素濃縮器と加湿器、前者は有料で1時間30元也、使い方が分からない。浴室はシャワールームのみで浴槽は無いが、ドライヤー、体重計、シャンプー、コンディショナー、バスフォーム、ボディローション各1本、シャワーキャップ、歯磨きセット、髭剃りキット、櫛、綿棒とアメニティーは申し分ない。ゴミ箱も部屋と浴室に1個づつ、昨日のホテルよりは上等で四つ星の資格は十分ある。約束通り、窓からポタラ宮が望める。朝食の弁当にもらった洋梨を剥いて食べ、牛乳も飲む。もうラサ に着いて5時間近く経つがなかなか高度に慣れP1150071_20200131100601 ない。16:30姚さん、田さんと白衣のドクターと称する男性の3人が部屋に回ってきて健康診断を受ける。測定項目はパルスオキシメーターによる血中酸素飽和度、心拍数、血圧の3項目、結果は酸素飽和度が65%、心拍数は110以上、血圧は165で治療を受けるように勧められる。が、いきなり平地から3650mの高地に上がれば誰でも数値はこうなるのでは?(私の血圧は普段から遺伝性高血圧のため150前後)、様子を見ることにして治療は丁重にお断りする。結局15名のうち7、8名が、酸素吸入、点滴、服用薬(ダイモックス?)3回分の治療を受け、費用は何と日本円で4万円とのこと、日本のクレジットカードや中国元は使えず、ひえ~!、それはないでしょう。海外旅行保険でカバーできるのかもしれないが、そこにつけこんだ阿漕な商売、これではチベット旅行の海外旅行保険の掛け金は跳ね上がるのでは?。多分、ドクター(本当の医者かどうか怪しいが・・)と現地ガイドが結託しているのであろう。儲けの薄い酸素缶の販売など全くやる気はなく、治療、治療と治療を受けることを薦めるばかり、部屋にP1150075_20200131100701 ある酸素濃縮器の使い方など教えてくれそうもない。中国人は、顧客第一などそっちのけでマネーファースト、これだから嫌になる。夕食の19:00集合までたっぷり時間があるので、体を慣らすためホテル周辺の散歩に出る。ふらつくけれど、ゆっくりゆっくりじゃらんじゃらん。先ずは南にラサ河の方へ歩いて川の畔ま行く。空は雲一つなく吸い込まれそうな青色。中国証券監督管理委員会西蔵自治区の前で引き返し、ホテルの前から反対の北側へ進む。蔵天縁(漢方薬店)、鑫鑫果(果物屋)、MINICRO(衣料品店)などの商店を眺めながらラサ河を渡り、金珠道路(318国道)へ出て西蔵自治区人民庁舎前まで歩く。途中のベンチで休み休み、息が切れる。ポタラ宮の前まで歩こうと思ったが叶わず、断念して引き返す。約5000歩、1時間半の散歩を終えて、18:20ホテルに戻る。と、カードキーで部屋の鍵が開かず、フロントに掛け合い事なきを得る。ベッドに倒れこんで20分休憩、やれやれ、まるで夢遊病者のようである。19:00ロビー集合、夕食のため外部のレストランへ。レストラン「喬一喬」に着いてチベット料理の夕食(19:10-20:10)、メンバーのうち4人は体調不良で脱落、参加したのは11人。
P1150092_20200131100901 P1150093_20200131100901
メニューは、マッシュポテト料理、ポップコーン、ツァンパ、モモ(ギョウザ)、火鍋(野菜と豆腐)、薬膳の炊きこみご飯など、どれも不味、食べるものがない。ステージで生歌(民謡?)や民族舞踊が披露されるがやかましい。20:30ホテルの部屋に戻る。風呂は見送り、歯磨きして即ダウン。(続く)

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コメント

景色は美しいけれど(青がきれいですね)、薄い空気に慣れるまでが大変そうですね。
ちょっとやられてしまわれて大変でした。
高山病の治療が4万円とは。本当にそのやり口に腹が立ちますね。
体調不良の人も出ているようですが、高齢者の方ですか。
私は行きたい思いをとどめて良かったです。
高山病も辛いけれども、それから来るのかもしれない食欲不振とご飯のまずさには耐えられません。

投稿: tona | 2020年1月31日 (金) 13:35

tonaさんへ
2日連続で治療を受けて、8万円支払った人も数人おりました。2人は体調がすぐれず、3日目のハイライト、ポタラ宮などラサ観光に行けずホテルで休んでおりました。拉薩滞在3日目(旅程の4日目)になると大分高度に慣れて楽になりました。なかなか大変な旅行でした。

投稿: shikamasonjin | 2020年1月31日 (金) 22:01

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