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拉薩市内観光(3)ノルブリンカ

2020年1月17日(金) 7:10起床、目覚まし時計の調子が良くない、帰国したら買い替えねば。昨日ほどではないが、やはり多少ふらつき足元が覚束ない。MWを沸かして味噌汁とコーヒーを飲み煎餅を食べて、今日も朝食はパス。本日の午前中の観光でラサ滞在も終わる。長居は無用、早く下界へ降りねば。8:25二階の食堂を覗きに行き、フルーツ(オレンジ、スイカ、ブドウ、メロン)を食べ、もう一杯コーヒーを飲む。9:00チェックアウト、バスに乗り込む。さすがに朝は冷え込み、マイナス2℃くらいか。今日はメンバー15名が勢揃い、昨日体調不良で観光を棒に振った女性2人も、ポタラ宮の階段で転倒して病院へ直行した男性も何とか大丈夫そう、骨折しなかったのが不幸中の幸い。9:40拉薩市街地の西側に位置する2001年登録の世界文化遺産、ダライ・ラマの夏の離宮ノルブリンカ(“宝の庭”の意味)に到着。入場料は60元、中に入るのに手荷物検査が2回、ようやく東門から入園する。
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ノルブリンカはダライ・ラマ7世が1740年代に造営を始めたもの、36平方キロメートルの面積を持つ広大な敷地に、歴代ダライ・ラマが造営した幾つもの離宮が建つ。内部の見学が許されているのは、ダライ・ラマ7世、8世、14世の離宮のみ、東門をくぐると右手に落葉高木の冬枯れの林が広がる。
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公園の境界塀は白壁、離宮を囲む塀は黄壁、それらを眺めながら先ずダライ・ラマ7世の離宮ケルサン・ポタンへ。残念ながら離宮内は写真撮影禁止、お香の煙や燈明のバターの匂いが立ち込める堂内は仏殿の様で、とてもくつろげる雰囲気ではない。祭壇中央にダライ・ラマ7世像、左右に仏像が居並ぶ。祭壇のお供え花は造花、チベット族の巡礼者があげるお賽銭は1元札か5角札が多いが、ご本尊の前には100元札も置いてある。また、内陣の四方の壁はタンカ(仏画)で荘厳されている。次はダライ・ラマ14世の離宮タクテン・ミギュル・ポタン、チベット語で「永劫不変の宮殿」を意味し1954年に竣工、二階建てでノルブリンカ内の離宮中最大の建物である。黄壁の塀に沿って進むと、康松司倫(Khamsum Zilnon、別称:威鎮三界閣)なる楼門前を通過、どういう訳かチベット族の衣装を身に着けた男女が衛兵のように佇立している。何かの写真撮影かも。
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タクテン・ミギュル・ポタン前の中庭に入る。ダライ・ラマ14世は、チベット動乱が勃発した1959年3月、此の建物より脱出しインドに亡命した(最終的には北インドのダラムサラに亡命政府を樹立)。離宮の外見は西蔵様式であるが、内部に入ると洋式トイレ付きのシャワールームがあったりしてかなり近代的、外国から贈られた絵画やラジオ、レコードプレーヤーなども展示されている。圧巻は1000kgの黄金を使って造られたと云う玉座、珊瑚や宝石も散りばめられている。但し、ポタラ宮の霊塔でも感じたが、金の純度はさほど高くないのかも。まるで真鍮のような輝きである。30分ほどで14世の離宮見学を終え、薄氷が張った池の上に建つラカン・ヌプ(西龍王殿)とツォキル・ポタン(湖中楼)を横目に眺めながら、石橋を渡りダライ・ラマ8世の離宮ツジン・ポタンへ。
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ツジン・ポタンのご本尊は千手千眼観世音菩薩、小さな仏殿様の離宮である。その傍らに温泉跡という石積みがある。拉薩の近郊には温泉が多く、標高は4000mを越えるとか、日本の最高所温泉、立山みくりが池温泉の2430mなぞ目じゃない、でもそんな高所で温泉に入ったら年寄りは心臓麻痺か脳溢血でも起こしかねない。黄壁沿いの一直線の長い通路を歩き、出口専用の北門から退場、その前に北門近くにある公衆トイレに寄る。洋式が1か所、残りは全て蹲式だが世界文化遺産内のトイレだけあってまずまず清潔、11:20バスに戻る。今日は此処まで4.120歩、3.0㎞。
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疲れてバスの中でぐっすり眠るうち、空港近くのレストランに着いて中食(12:15-12:55)、西安料理を食べる。米の麺と青菜と肉のスープ、ナンのサンドイッチと軽めだが味はまずまず。さあ、ラサ空港へ、帰心矢のごとし、早く低地へ戻りたい。レストランから空港までは僅か1分、13:00空港到着。姚さんと田さんに手伝ってもらい個人チェックイン、SCを預けて搭乗券をもらう。窓側座席を希望したが43L、いいかも。靴も脱がされて安全検査、MWは取られてしまう。13:50漸く出発ロビーに入る。ロビーの椅子に座り込んで搭乗を待つが、西安の天候不良で飛行機は遅れている模様、離陸予定時刻の16:05を過ぎても飛行機がやってくる気配はなく、案内掲示板の搭乗予定時刻はどんどん後ろへずれる。19:00まで待たされてとうとう予定便はキャンセル、ひぇ~ラサにもう一泊、マジですか?、それはない!。同様に成都行き便もキャンセルとなり、中国内陸部は濃霧(黄砂?)で余程天候が悪いらしい。最後の最後まで今回のツアーは修行強いられる。ラサ市内に戻って中国東方航空手配のホテルに延泊することになり、SCを受け取ってから、やはり航空会社手配の大型バスに乗り込む。バス車内で各自搭乗券を見せて宿泊券をもらう。やれやれ、窓側座席も水の泡。21:10四つ星ホテルの雪域天堂国際大酒店に到着、ロビーの天井やフロント後背の壁面装飾はチベット様式、高級ホテルにまずはひと安心。
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但し、部屋割りは航空会社の規定により2人1部屋になるとのこと、一人一部屋利用なら150元の追加料金が必要とのことで、すったもんだの挙句に、現地添乗員の田さんが気の毒なので、大部分の人が追加料金の150元をホテルに支払い一人部屋にしてもらう。漸く別館の三階9302号室に入る。夕食(22:00-22:40)は近所のレストランでバイキング、これも航空会社持ち、品数は少なく、豆腐と野菜とキクラゲの炒め物、シイタケと青菜の炒め物、茹でジャガイモ、饅頭、ご飯。味付けが今一、食欲がない。22:45部屋に戻る。
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さすがは四つ星ホテル、酸素濃縮器、加湿器が備えてある。此処は無料の様だが使い方が分からず。部屋にダブルベッドが1台、ソファ1台、丸テーブル、大型壁掛けTV(KONIKA製)、冷蔵庫(Haier、空)、電気ポット、お茶2袋、体重計、セーフティーボックス、ティッシュボックス、浴衣、スリッパがある。浴室の洗面台はTOTO製、浴槽とシャワールームが独立しており、ドライヤー、歯磨きセット、櫛、シェービングキット、綿棒、シャワーキャップなどアメニティーは充実している。この3日間まともな食事をしていないので、水道水を沸かしてカップヌードルのシーフードを食べる。お湯が88℃で沸いてしまうため、麺が硬めで美味しくない。持参のコーヒーも飲んで口直し。シャワーでも浴びようかと思ったらお湯が出てこない。暫く待っても駄目、ヤレヤレ、下着だけ取り換えてベッドにもぐりこむ。うとうとしかけたら、田さんが部屋をノックし、明朝は6:30ロビー集合を告げに来る。もう午前様、寝る時間がないぞ。(続く)

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