キプロス土産(4) レフカラ・レース

P521003115日、レフカラ村にあるレースと銀製品の店「ROUVIS」で、ハンカチサイズのレース刺繍・レフカリティカ(Lefkaritika)を1枚購入しました。1481年、この村を訪れたレオナルド・ダ・ヴィンチが、ミラノ大聖堂の祭壇に飾るために持ち帰ったレースと同じデザインとのことで、出精値引きしてもらっても88ユーロ(11,000円)、高い買い物でした。家内は大喜びで、額縁に入れて飾っています。

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世界遺産「ヒロキティアの考古遺跡」とレフカラ村

2017年5月15日(月) 5:50起床。髭を剃った後、顔だけでなく腕にも手にも日焼け止めクP5150566リームを塗る。今日もカンカン照り、この3日間で顔も腕も大分日焼けする。今日はマルタへの移動日、スーツケースを詰め直しドアの外へ出してから朝食へ。7:00-7:25朝食。ゆで卵、ベーコン、トマトなど昨日の朝と同じものを食べ、オレンジジュースとコーヒーを飲む。8時出発なので慌ただしい。3日間お世話になったアジャックスホテルを後にし、A1号線を東へ。8:30世界遺産「ヒロキティア(Choirokoitia)の考古遺跡」到着。先史時代、紀元前7000年頃の住居跡がマロニ川の丘陵地帯の南斜面に残っている。当時の人々は、河原の石を並べた円形の基礎の上に、土と藁を交ぜた日干しレンガP5150574や石を積み、屋根は草木を練り土で固めて円筒型の住居を築いた。基礎の直径は2~3m、大きいものは9.2mに達する。発掘調査から、この地には約300人が暮らしていたと推定され、磨製石器や装飾品、骨製の針、穀粒などの出土品から、狩猟採集に加え農耕と牧畜を始めていたと考えられる。遺跡の入り口には当時の円筒型住居が復元されているが、近代的で立派過ぎて9000年前と云う時代にそぐわない。オレンジ色のヒナゲシの花が風に揺れる標高216mの丘の頂まで上がると、斜面を利用した集落跡が手に取るように見て取れる。頂上から更に「考古学の散歩道」が下のP5150594マロニ川の谷へと延びている。引き返す途中で、遺跡の草刈りに従事する男性2名が朝食を食べていたのに挨拶すると、何かの新芽の漬物をご馳走になる。9:15バスに戻り、レフカラ村へ。A1号線からE105号線に左折、山道を上り、9:30標高600mにあるレフカラ村到着。レフカラ村はヨーロッパの美しい村のひとつ、下レフカラ村(人口50人)と上レフカラ村(人口600人)に分かれているが、レース刺繍と銀細工が有名である。村の中心にあるROUVISという店へ直行し、女性陣は敷物やハンカチなどのレース選びに熱中、その間に村内を一巡り。石畳と石積みの家が美しい。鉢物の花のP5150595_2色と窓枠やドアの塗装色が調和している。なかなかお洒落な村である。店先では、女性が椅子に座りレース編みに余念がない。ROUVISに戻ると、家内はレースのハンカチを購入したそう、昔レオナルド・ダ・ヴィンチが選んだものと同じデザインとあって1枚100€近くしたそうな、勿論TAX REFUNDの対象品。10:10レフカラ村を後に空港へ向かう。10:45ラルナカ国際空港到着。エミレーツ航空のカウンターに個人チェックイン、出国検査と手荷物検査をクリアし、搭乗口の22番ゲートに入る。(続く)

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キプロスのビール

今回のキプロス旅行で飲んだビールは3種類、キプロスを代表する銘柄のKEO BeerとKEO Light、そしてギリシアのビールのNISSOSでした。KEO plc.は1927年創業の、リマソールに本社がある総合飲料会社で、ビールの生産量は年間3.6万キロP5130194リットル、他にワインやソフトドリンクも盛んに製造しているようです。ケオビール(KEO Beer)はピルスナータイプのラガービール、アルコール分4.5%、原材料は大麦麦芽とトウモロコシとホップ、すっきり・温和で評価は☆☆★。暑いキプロスでは美味しく感じます。滞在中、小瓶(330ミリリットル)を2本、缶を1本、生を2杯飲みました。また、ケオライト(KEO Light)はアルコール分3.5%、原材料は大麦麦芽とホップ、評価は☆☆。そして、ニソス(Nissos)は、ギリシアのティノス島にあるCyclades Microbrewey社の製品、アルコール分5%、原材料は不明で、評価は☆☆。ビールの価格は、ホテルで飲んだKEO Beer小瓶が4.5€、スーパーマーケットで購入したKEO Beer缶は0.95€、KEO Lightは0.99€でした。
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パフォス考古学公園とパフォス城

2017年5月14日(日) 昼食を終えると14時半、パフォスの市内観光へ。最初はパフォス考古P5140475学公園へ。14:40港近くの駐車場着。そこは紀元前2世紀~紀元後4世紀末までキプロスの首都だった町で、野外劇場、集会場跡に加え、ローマ貴族の館跡のディオニソスの館、テセウスの館、エオンの館、オルフェウスの館があり、床に残るモザイク画は東地中海におけるモザイク芸術の白眉といわれている。切符売り場のある入り口から入り、先ずは覆屋で保護されているディオニソスの館へ。カンカン照りの遺跡内を歩いて行くと、遠くに白い灯台と海が見える。栴檀(ペルシアン・ライラック)の木が多い。ディオニソスはギリシャ神話に登場する豊穣とぶどう酒と酩酊の神、ローマ神話ではバッカスP5140497(Bacchus)と呼ばれる。館内は20近くの部屋に仕切られ、ルーム1のスキュラ(Scylla:ギリシャ神話に登場する半人半獣半魚の怪物、犬の子の意味)、ルーム2のナルキッソス(Narcissus:ギリシャ神話に登場する美少年)、ルーム3の四季、と順路に随い見学する。ルーム6にはパイドラとヒッポリュイトス(Phaedra and Hippolytos)、全てギリシャ神話、ローマ神話に登場する人物と場面の様である。ルーム16が一番見事で、左から順に、ピュラモスとティスベ(Pyramos and Thisbe:ロミオとジュリエットのモチーフ)、牛飼いイカリオスと酒神ディオニソP5140494ス(Icarios and Dionysos)、海神ネプチューンとアミモネ(Neptune and Amymone)、アポロンとダフネ(Apollo and Daphne:アポロンに求愛されたダフネが自らの身を月桂樹に変える場面)など。なるほど、昨年12月にシチリアのピアツア・アルメリーナで見た「カサーレの別荘」のモザイクに匹敵するほどな見事さである。次はテセウスの館、覆屋はなく、周囲に設けられたデッキの上から「テセウスとミノタウロス」、「産湯を使うアキレス」のモザイクを見学する。近年発見されたエオンの館も美しい人物画のモザイクがあるというので是非見学したかったが時間切れ、15:40港へ通じるP5140517プロムナードを歩いてパフォス城へ。パフォス城はビザンティン時代、港を守るために砦として作られ、13世紀に城として再建された。その後、1570年にヴェネツィア人によって取り壊され、オスマン帝国時代に再々建されたもの、海に浮かんでいるように見える。内部はどんがらで何もない。屋上へ上がって港を見下ろし、地中海を眺める。風が涼しい。今年のヨーロッパ文化都市にパフォスが選ばれたとのことで、毎月色々なイベントがあるらしく、城の前の広場に俄か造りの舞台と観覧席が設けられている。16:40までフリータイムになったので、港をぶらぶらし、ガラスケースにクロダイ、ヒメジ?、エビ等を並べた魚料理専門店を冷やかしたり、カフェでジェラートを食べたりする。ツバP5140523メが飛んでいる。外気温は35℃くらいか、キプロス観光に日焼け止めとサングラスは必携である。バスに乗って市内の大きなハイパーマーケット、アルファ・メガへ。山羊と驢馬の乳で作ると云う石鹸を探してみたが見つからず、KEO BeerとKEO Lightを1缶づつ購入する。17:40バスに戻り、リマソールへ。レストランASOMATOS TABERNに着き夕食(18:30-19:50)。場末のうらぶれた食堂でヤブ蚊がいっぱいいる。KEOの生ビールが付いているのは嬉しいが、前菜のアボガド&エビ料理、メインの鶏料理、デザートのケーキとコーヒーの味はいまいち、昼食との落差が大きい。20:15アジャックスホテルに戻る。風呂から上がり、缶ビール2缶の試飲を終えると早や22時半、腰に湿布薬を貼って即ダウン。(続く)

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レストラン ROMEOS TAVERN

2017年5月14日(日) パフォスの街中のレストランROMEOS TAVERNで昼食(13:05-14:30)。キプロスのレストランでは、セットメニューを注文すると、ワイン、ビール、ソフトドリンクなどの飲み物が1杯サービスで付き、更に食後のコーヒーか紅茶も付いてくる。まことに有難いサービスである。料理は、カニの鋏、イカ、タコ、キュウリウオ?、タカベ?の揚げ物、更にスズキ?のグリルと地中海の魚尽くし。KEO BEERの生を一杯いただく。外が暑いだけに冷たいビールがうまい。
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ペトラ・トゥ・ロミウ海岸とアフロディテ神殿

2017年5月14日(日) 10:50アポロ神殿を後にし更に西へ。バスは海から離れた丘陵地帯を走り、右手にフェンスで囲まれP5140386た英軍基地が、左手に偶に地中海が見える。11:15愛と美の女神アフロディテ生誕の地とされるペトラ・トゥ・ロミウ海岸(Petra tou Romiou)を望む見晴台で写真ストップ、海の色が青く白砂の海岸線とのコントラストは絶妙、水が澄み沖縄の海に匹敵するほど美しい。海岸へ降りるために、道路を挟む山側の駐車場でバスを下りる。駐車場には、シャワー室や着替え室を備えた売店があり繁盛している。道路下の地下道をくぐると直ぐに海岸に出る。三つ重ねの岩の辺りがアフロディテが海の泡から生まれた所とされていP5140398る。その海で泳いでいる人が10人ほど、八頭身の若いヴィーナスもいるには居るが、三段腹の老いたヴィーナスも居る。海水に手を浸けてみるとやや温め、売店に戻ってピスタチオ入りのジェラートを食べ、トイレを借用する。11:45出発、アフロディテ神殿へ。12:00駐車場着。パフォス東郊にある神殿(Sanctuary of Aphrodite)は、島を支配したギリシア人が紀元前13世紀頃(ミケーネ文明時代)に築いたものである。1980年に「パフォスの考古遺跡」として世界文化遺産に登録された遺跡群の内のひとつであるが、境内には柱頭や礎石、壁の断片が残るのみで、殆ど何も復元されていない。カンカン照りで眼が痛くなる程日差しが強く、遺跡の奥に建つパレパフォス博物館(Palaipafos Museum)P5140448に入館してほっと一息、そこには出土品が整理・展示されている。館内最大の見所は「アフロディテの石」、といっても見た目は何の変哲もない高さ1mほどの黒い石。子供に恵まれない女性が子宝が授かるようにと願いにやってくる有難い石とのことである。他には円錐・円筒型神殿(紀元前1世紀頃)、粘土製素焼き壺(紀元前14世紀)、粘土製素焼き浴槽(紀元前14~12世紀)、大理石製浴槽(紀元前11世紀)、青銅製壺、精巧な彫刻装飾付き石棺(紀元前5世紀)、アフロディテのモザイク画などをざっと見学する。12:40退館、昼食へ(続く)

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キプロスの樹木(4) キャロブ

2017年5月14日(日) リマソールの西郊、クリオンの古代遺跡にもアポロ神殿の境内にもキャロブの木が生えていました。キャロブ(学名:Ceratonia siliqua)は和名がイナゴマメ、マメ科ジャケツイバラ亜科の常緑高木で地中海付近で栽培されているとのこと、初めて見ました。黒熟した莢の中の果肉は糖分を含んでいて甘く食品原料に、種子はコーヒーの代用に、莢からは血糖値改善効果のあるピニトールが抽出できるなど、有用植物のようです。
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キプロスの樹木(3) コショウボク

2017年5月14日(日) これもコロッシ城の境内に生えていたもの。黄白色の花を付けているものもあるし、紅色・球形の実をつけている木もある。ウルシ科サンショウモドキ属の常緑樹で南北アメリカの乾燥地帯とペルーアンデスの砂漠地帯の原産、学名はSchinus molle、実は香辛料のピンクペッパーとして販売される。初めて見る木です。
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キプロスの樹木(2) 糸杉とローズウッド

2017年5月14日(日) リマソールの郊外にあるコロッシ城の境内に聳える巨樹2本、左は糸杉(恐らくホソイトスギ又はイタリアイトスギ、学名:Cupressus sempervirens)、樹齢・幹周・樹高全て不明であるが一抱えもある大樹、おそらく数百年は生きていよう。イトスギがキプロス(Cyprus)の語源となったとも云われる。右は、樹齢200年、幹周4.8m、樹高26mのローズウッド、いわゆる紫檀ではなく、学名をTipuana tipuというマメ科の木でPride of Boliviaとも呼ばれ南米原産。
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コロッシ城・クリオンの古代遺跡・アポロ神殿

2017年5月14日(日) 6:15起床。今日もカンカン照りのようなので、半袖シャツに薄手の登山ズボンに着替える。7時から朝食、ベーコン、ハム、目玉焼き、焼きトマト、ポテト、フルーツ(メロンとグレープフルーツ)を食べ、レモンジュースとコーヒーを飲む。今日はリマソールからパフォスにかけてのキプロス島南岸の名所旧跡巡り、朝食から出発まで1時間半あるのでゆっくりできる。8:30出P5140300発、直ぐに高速道路に乗って西へ、A6号線とB6号線を走る。民家の屋根という屋根に白い円筒型タンクが設置してある。雨水を溜める貯水タンクとのこと、島では如何に水が貴重であるかが分かる。8:50リマソールから西へ14㎞の所にあるコロッシ城(Kolossi Medieval Castle)到着。13世紀に建てられ、14世紀には十字軍の遠征基地としても使用されている。現在の建物は15世紀半ばの改築。入り口右手に建つカマボコ型の石造建築は14世紀の製糖工場跡、城内前庭に入るとコショウボク(学名:Schinus molle、ウルシ科サンショウモドキ属の常緑樹)がP5140313小さな紅い球形の実を沢山つけている。葉をもむと確かに胡椒の香りがする。三階建ての城内には跳ね橋を通って二階から入る構造で典型的な軍事用の城、壁が厚く1mはある。二階は来賓の間と暖炉がある台所、何故か洋服が飾ってある。螺旋階段を昇って三階へ。がらんとしていて何もない。何故か中央に石炭?が丸く敷き詰められている。更に螺旋階段を上がって屋上へ。ステップが狭く一苦労、屋上から眺める景色は平凡、海は見えるが遠く、周囲の街並や圃場にこれといったものはない。螺旋階段で一階へおりると、ビデオ装置のあるガイダンスルーム、案内する係員もいない。訪問者ノートに記帳して外へ出る。境内に樹齢数百年の糸杉の巨木と、樹齢二百年のマメ科の大木・ローズウッド(学名:Tipuana tipu、TipaあるいはPride of Boliviaと呼ばP5140334れる南米原産の木)が聳える。城内よりそれら大樹の方がよほど見ごたえがある。9:30バスに戻り、次はクリオンの古代遺跡へ。コロッシ城から更に西へ5㎞・10分ほど走っただけで、9:40海の見える高台にあるクリオンの古代遺跡(Kourion Archaeological Site)到着。風が涼しい。ここは、紀元前14~紀元前13世紀にギリシアのペロポネソス半島にあるアルゴスからやって来たアカイア人の植民地として発展した古代都市、広大な遺跡である。先ずローマ式野外劇場の見学。もとは紀元前2世紀に造られたものだが、紀元後1世紀に地震で壊れ2世紀に再建されている。当初P5140342は3500人の観客を収容できたというが今は2000人収容、夏になると野外演劇や音楽会が開催される。次いで4世紀の大地震の後に造られた公衆浴場跡のエウストリオスの家(The House of Eustolios)へ。遺跡を保護する覆屋が巨大な割りに中は大したことがなく、床のモザイクが完品で残っているのは、計量器(物差し?)を持つキティシス像がある一箇所のみ。他にはサウナ跡など。外へ出て、青い実が付いたキャロブ(学名:Ceratonia siliqua)の木を写真に収めてから、管理棟の清潔なトイレを借用し、10:10バスに戻る。次はアポロ神殿へ。クリオンから更に西へ3㎞、10:20アポロ神殿駐車場着。外はカンカン照り、登山用のUVカット帽子と扇子が大活躍。湿気は少ないが5月中旬P5140362とは思えないほど暑い。遺跡には、セージやオレガノなどのハーブが雑草の様に至る所に生えており、菊科植物やヒナゲシも咲いている。緑色のトカゲが走り回り、ここにもキャロブの木がある。紀元前8世紀から紀元後4世紀頃までクリオンの守護神、森林の神アポロを祀った神殿の遺跡で、後世に他の建造物の材料として石が持ち出されてしまったため、復元は捗々しくない。石ゴロゴロで部分的に石柱が復元されている。中央の回廊の一番奥にアポロ神殿跡があるが、柱2本の上にオリジナルという破風のかけらが乗っているだけ、拍子抜けして10:50バスに戻る。(続く)

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