トルコのビール

今回のトルコ旅行で飲んだビールは6種類、そのうち行き帰りのカタール航空機内で飲んだハイネケンを除くと以下の5種類。トルコはイスラム圏ではあるが政教分離政策がとられているせいか飲酒は禁じられておらず、レストランやカフェでビール、ワイン、ラクなどを自由に飲むことができる。また、国道Dsc06235沿いのドライブインではさすがにアルコール飲料の販売は禁止されているが、街中の酒屋へ行けば誰でも自由に購入できる。

①EFES XTRA(500ミリリットル缶):原材料;水・大麦麦芽・砂 糖・炭酸ガス・ホップ・酵母、アルコール分7.5%、評価☆☆★(あくまでも個人的なもの、以下同じ)

②EFES PILSEN(500ミリリットル缶):原材料;水・大麦麦芽・米・砂糖・炭酸ガス・ホップ・酵母、アルコール分5.0%、評価☆☆★

Dsc06238③EFES LIGHT(500ミリリットル缶):原材料;水・大麦麦芽・炭酸ガス・ホップ・酵母、アルコール分3.0%、カロリー40%オフ、 評価☆☆

④EFES DARK(330ミリリットル瓶):原材料;水・大麦麦芽・米・砂糖・麦芽エキス・炭酸ガス・ホップ・酵母、アルコール分6.1%、評価☆☆★

⑤TUBORG GOLD(330ミリリットル瓶):原材料;麦芽・ホップ、アルコール分5.0%、評価:☆☆☆

Dsc06712①から④はイスタンブール市に本社があるAnadolu EFES Breweryの製品、1969年創業の同社は、トルコ以外にもロシア、カザフスタンなどに合計16のビール工場を持ち、ブランド名のEFESはトルコの古代都市エフェソス(Ephesus、トルコ名Efes)に由来する。トルコのトップブランドでエフェス・ピルスナーはどこのレストランにも置いてある。⑤はTurk Tuborg Brewing and Malting Inc.の製品、トルコ第3の都市イズミールに本社があり同じく1969年の創業、2008年からInternational Beer Breweries Ltdの傘下(子会社)に入っている。トルコのビールはいずれも飲める。十分美味しい。但し、アルコール飲料の価格は全般に高め、酒屋で購入しても500ミリリットルの缶ビールが250円~400円、330ミリリットルの小瓶が250円ほどとられるし、レストランだと300ミリリットルの小ジョッキで500円、小瓶は600円~700円、ラクも一杯700円、グラスワインなら800円は覚悟しなければならない。

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トルコのトイレ事情

Dsc05832ドライブインのトイレ、観光地の公衆トイレ、レストランのトイレ、ホテルのトイレと今回のトルコ旅行ではいろいろな場所のトイレのお世話になったが、9年前に比べ 写真のトルコ式は激減し、ドライブインを除けば殆ど洋式トイレになっている。ドライブインのトイレは洋式とトルコ式が半々くらいであるが、どちらも清潔になり 衛生状態は格段に向上している。また、ドライブインのトイレはほとんどが有料(1TL=55円)、バスで走る時間が長いので(8日間の走行距離は約2,500㎞)小銭を十分用意する必要がある。勿論、5TL、10TL、20TL札でもちゃんとお釣りがもらえる。中にはカイマクル地下都市の如く、トイレの入り口に改札口のような建物があり、係員が2人もいてトイレで商売 しているのではと思えるような所もある。何にしても紙詰まり等もなくなり、トイレに関しては心配ご無用と云える。

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テュネル乗車体験&エジプシャンバザール/帰国

2013年12月12日(木) バスでガラタ橋近くのカラキョイ駅へ移動し、世界一短いと云う地Dsc06790下鉄 のテュネル(Tuenel)乗車体験、終点のテュネル駅まで僅か3分、あっという間に到着する。1875年に造られたヨーロッパでもっとも古い地下鉄のひとつである。車内は寒い。出たところは小パリとも呼ばれるイスティクラル通り(独立通り)、イスタンブールを代表する目抜き通りであるが何しろ寒い。11:00から50分間のフリータイムになったが、ほんのさわりのオランダ総領事館の所まで歩いただけでギブアップ、タクシン広場とテュネル駅間を走るトラムの写真を撮っただけでスターバックスに避寒する。ブレンドコーヒー(4.5TL)を1杯だけ頼んだが、スモールカップなのに500ミリDsc06812
リットルもある。その代り焦げ臭く 煮出し汁のような味、まずい。不味いけれども店の中は暖かくほっとする。集合時間まで粘りバスに戻る。最後はエジプシャンバザールの見学(12:10-12:45)、昨日のグランドバザールは旅行者相手の土産物店ばかり並んでいたが、こちらはイスタンブール市民の台所らしく、魚、肉、野菜、果物、栗(Kestane:12TL/kg)、胡桃など食料品が並ぶ。また、干しイチジクや蜂蜜、ロクム、カラスミなどもあり、ここで買うのが一番安い。挽きたてのコーヒー豆の粉を売る有名店の前は長蛇の列、辺りに良い香りが漂う。主に魚屋を見学。スズキDsc06829(Levrek:15TL/kg)、クロダイ(Cipura:15TL/kg)、カツオ(Palamut Tane:20TL/kg)、アジ(Istavrit:10TL/kg)、いわし(Sardalya:15TL/kg)、マス(Alabalik Sapanca:10TL/kg)、アジ?(SARIKANAT:25TL~30/kg)、ヒメジ(Tekir:35TL/kg)、エビ(Karides:15TL/kg)など、それほど安くはない。市場前の広場の屋台で焼き栗と茹でトウモロコシを売っている。焼き栗は100gが5TL、150gが7TL、250gが10TL、つまり市場で仕入れて焼き上げれば3、4倍に化ける。因みに茹でトウモロコシは1本1.5TL(75円)。昼食は近くのシーフードレストランSUR BALIK、昨日の昼と同じ店名だが違う店。魚Dsc06826スープ、イカのリング揚げ(カラマル・タワ)、タラのフライ、サラダ、フルーツを食べる。味はまずまず。13:55いよいよ空港へ向かう。14:15アタテュルク国際空港着、個人チェックインとのことでチェックインカウンターの最前列に並ぶもなかなか開かず。15:30ようやく係員登場、通路側を希望したが仲間内で調整してくれとけんもほろろ。カタール航空はパックツアーの客には非情であり問答無用、夫婦であっても隣席は望めない。まあ「998」では乗せてもらうだけでも良しとせねば・・。絨毯とトルコ石は出国手続きが必要とのことでGATE219傍のTAX FREE CUSTOMSへ。絨毯現物と領収証を持って申告するが、消費税が戻ってくるわけではなし、何の為?。絨毯屋の売上伝票がDsc06842税関に届いており、それと現物 と領収証を照合するのみ、要するに絨毯屋(半官半民)が売上金をごまかさないようにとの仕組、自分たちの都合である。搭乗ロビーはものすごい混雑、出発便が軒並み遅延しており、それで人が溜まっている様子。漸く空いている椅子を見つける。18:10 QR238便ドーハ行きに搭乗、機種はA330、14Aと15D席、略満席であるが奇跡的に隣が空いている。18:50離陸、時計を1時間進める。ドリンクサービスに続き夕食、タラ料理&ポテトを撰び、ハイネケンビールを飲む。0:10ドーハ国際空港に着陸。1:25 QR806便成田行きに搭乗、機種はB777-200LR、略満席で自分は18A席で窓側、家内は17C席で通路側。成田まで8,309㎞、9時間のフライト、なかなか離陸せず長いこと待たされる。3:00漸く離陸。(完) 

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ボスフォラス海峡クルージング

2013年12月12日(木) トルコ旅行の最終日、5:50起床。7:00ドアの外へSCを出して6階のレスDsc06734トランへ上がる。ハム2種にゴマパン、食パン、チェリージャム、ドライフルーツ(アンズ、グミ、 ブドウ)、オレンジなど食べる。8:45ホテルをチェックアウト、一行20名中16名が参加し大雪の中ボスフォラス海峡クルージングへ(オプション:一人5,000円)。9:05ガラタ橋の畔でチャーター船に乗り込み金閣湾を出航。ガラタ橋の下には魚料理のレストランがずらりと並ぶ。岸辺にはこの荒天の雪降りでも釣り糸を垂れる太公望がちらほら。アジ、イワシ、サバ、ボラが釣れる由、サビキ仕掛けのようである。イスタンブ-ルの街をヨーロッパ側とアジア側に分けるボスフォラス海峡は長さ32㎞、最も幅広の地点はブユックデレの 3.3㎞、最も狭いのがルメリ・ヒサルとアナDsc06747ドル・ヒサル辺りの660mである。船は黒海へ向かって北上し、進行方向左岸寄りを走る。現地ガイドのナジさんが沿岸の名所旧跡を船内放送マイクを使って案内する。新市街のランドマーク、高さ67mのガラタ塔(1338年再建)、リッツ・カールトン(宿泊料金265€~)、ヒルトン・イスタンブール(同320€~)、ドルマバフチェ・ジャーミィ(1853年建立)、スイスオテル・ザ・ボスフォラス(550€~)、トルコ・ルネサンス様式の白亜の大宮殿、ドルマバフチェ宮殿(1859年完成)、フォーシーズンズ・イスタンブール(料金は不明であるがイスタンブールで2番目に高いホテルの由)、チュラーン・パレス・ケンピンスキー(同510€~)。ボスフォラス海峡を見下ろす位置に名だたる最高級ホテルも建Dsc06758
ち並ぶ。特に、チュラーン・パレス・ケンピンスキーは1867年完成の宮殿を改装した宮殿ホテル、スイートルームは1泊75~300万円もするらしく、小泉元首相や安倍現首相が宿泊したとのこと、浴槽や洗顔器は黄金でできているらしい。丘上の樹木は霧氷に覆われ花が咲いたように美しい。更に、ガラタサライ大学(GALATASARAY UNIVERSITESI)、シートカバーで覆われている修理中のオルタキョイ・メジディエ・ジャーミィ(1854年建立)、若者に人気のカフェ・レストラン街のオルタキョイ地区、長さ1070m、高さ70m、アジアとヨーロッパを結ぶ第1ボスフォラス大橋(1973年建設)などを眺める。海峡沿いに建つマンションは超高級、今は政府のDsc06765規制により新たなマンションは建てられない。そのため価格は高騰、億ションどころか10億円の物件はざら、最高は150億円とか。いやはや。ボスフォラス海峡を通過する船は一日500隻、ロシアのタンカーが一番多い。海峡は鏡のように波静かで全く揺れない。長さ1090mの第2ボスフォラス大橋(ファーティフ・スルタン・メフメット大橋、1988年、日本の円借款でIHIが建設したため日本橋とも呼ばれる)の手前のルメリ・ヒサールの所でUターン。ルメリ・ヒサルはコンスタンチノープルを征服するためにメフメット2世(在位1451-1481)が1452年に築造した要塞、現在は野外博物館として一般公開されている。帰りはアジア側の岸辺を眺めながら走る。ベヤズイト2世(同1389-1402)がボスフォラス海峡に睨みDsc06778
を効かせるために建設したアナドル・ヒサル、小さな夏の離宮のクチュクス・カスル、高い時計塔が印象的なクネリ海軍士官学校、スルタンの夏の離宮であるベイレルベイ宮殿(1865年完成)、アジア側の中心であるウシュクダル地区、その海岸近くの岩礁に建つ乙女の塔など。暖かい船内で冷たいフ レッシュオレンジジュースを飲み、両岸に逝ぎる雪景色を眺めながらくつろぐ。クルージングはのんびりして詩情豊か。再びマルマラ海出口を渡り(この時だけ5分ほどだが少し揺れる)、トプカプ宮殿を左に、イエニ・ジャーミィを正面に眺めて10:30帰港。桟橋でナジ氏の知り合いの帽子屋からほぼ全員がひとつ500円の皮製帽子を買う。バスに戻り新市街散策へ。

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世界遺産「イスタンブールの歴史地区」(その2)

2013年12月11日(水) 昼食は市内のレストラン SUR Dsc06685BALIK FISH RESTAURANT(12:45- 13:30)、レンズ豆のスープ(メルジメッキ・チョルバス)、ニンジンサラダ、ドネルケバブ、フルー ツの4皿が出る。魚料理店なのにどうして牛肉料理?、味もいまいち。店の入り口にある屋台では、小父さんが伸びるアイス(ドンドルマ)の実演中、この寒空に売れるのであろうか。午後一番はブルーモスク(スルタンアフメット・ジャーミィ)の見学(13:40-14:10)、雪のため今日は早く閉まるとの話があり大急ぎ。入り口で靴を脱がなければならないが、その辺りの絨毯はぐしょ濡れ、足カバーを着ける前に靴下が湿ってしまう。やれやれ。ブルーモスクは1616年の完成、6 本のミナDsc06699レット(尖塔)を備え、高さ43m・直径23mの大ドーム、4つの副ドーム、30の小ドームを持つ。6本の尖塔が天を突き、山の連なりのようにドームが重なる外観は壮麗であり、トルコを代表するイスラム寺院である。内部はガランとしているが、大ドームを支える直径5mもの4本の柱、内壁を飾る青を基調とした2万枚以上(正確には21,043枚)のイズニックタイル、西側正面の色鮮やかなステンドグラス、フロア一面に敷き詰められた絨毯などが美しい。一部修復中なのか内部に高い足場が組み立ててある。ブルーモスクを退出し隣接するローマ時代の競馬場跡、ヒポドDsc06688ロームへ。今は単なる細長い公園であるが、中央に「テオドシウスのオベリスク」、「蛇のオベリスク」、「コンスタンチンのオベリスク」の3本の記念碑が建つ。テオドシウスのオベリスクは、もとは古代エジプトのファラオ、トトメス3世(BC1504-1450)がルクソールにあるカルナック神殿に建立したもの。皇帝テオドシウス1世(在位379-395)が、390年にエジプトからコンスタンチノープルに運ばせたものと伝わる。台座に競馬を観戦する皇帝テオドシウス1世と家族、側近らの姿が浮き彫りにされている。蛇のオベリスクは青銅製、高さ5.5mのところで折れているが、デルフォイのアポロン神殿にあったものDsc06701をコンスタンティノス1世(在位306-337)がここに運ばせたものとされる。もとは紀元前5世紀(BC479)にギリシア都市国家連合軍がペルシア戦争の戦勝記念に建てたもので、オリジナルは3匹の蛇が絡み合った形の三脚台、高さは8mで頭上に黄金の玉が載っていた。失われた蛇の頭部分は国立考古学博物館と大英博物館にひとつづつ保存され、残る一つは行方不明とのこと。コンスタンチンのオベリスクは高さ32m、コンスタンティノス7世(在位913-959)が祖父の業績を称えるとともにオリジナルより更に立派な柱として修復したことを記す碑文が残っていることから、もとは9世紀 の建立とされる。14:25バスに戻りグランドバザールへ。寒Dsc06709風が霰を伴って吹き付ける。雪のイスタンブールの風情を楽しむどころではない。14:50から15:40の間、グランドバザールの見学。東側入り口1番のヌルオスマニエ門から入り、西側の7番ベヤズット門までカルバクチュラル(毛皮商人)通りを往復する。4,400軒もの店がひしめき内部は迷路のようなので、迷子になってはと細い通りには入らず、クユムジュラル(宝石商)通りのみ16番のメルジャン門まで歩く。特に欲しいものはなかったが、1枚4TL(200円)のセラミックの鍋敷き3枚を買う。外へ出ると気温が下がり降雪が激しくなる。バスに乗り一旦ホテルに戻ったのは16:30、夜のディナーショーまで時間が たっぷりあるのでお湯を沸かして日本茶を飲む。すっかり身体が冷えたので風呂にも入り温まる。それでも時間が余るので読Dsc06724書、伊坂幸太郎著「重力ピエロ」を読む。20:00民族舞踏とベリーダンスのディナーショーへ出発、会場はイエニカプ駅前のガル・ミュージック・ホール、イスタンブール最大規模の1400人を収容できる巨大なナイトクラブである。約2時間、トルコ料理を食べながら、アナトリア地方の民族舞踏とベリーダンスを鑑賞する。食事は前菜10種にチーズパイ、鯖のグリル、サラダ、デザートはケーキ。作り置きして時間が経っているのか不味、特に鯖の焼き物は鰹節と見紛うほど硬い。TUBORG GOLDの小瓶(14TL=700円)を飲む。3人づつ6人の男女が踊る民族舞踏はまずまずであったが、期待のベリーダンスはいまいち、2人の踊り子の出来が悪い。若いだけが取柄で妖艶さが足りず、それに伴奏がやかましい。22時半ホテルに戻り、即ベッドに入る。

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世界遺産「イスタンブールの歴史地区」(その1)

2013年12月11日(水) 5:30起床。部屋の中が暑過ぎる。窓を開Dsc06558けるも外はホテル内の吹き抜け部分、少しも室温が下がらない。クラシックホテルは空調がよろしくない。他にもシャワーと湯張りの切り替え栓の調子がいまいち、トイレの水流が弱いなど色々欠点が目につく。ミイラか日干しレンガにでもなりそう、夜中に何回も起きて水やお茶を飲む。外の様子がさっぱり分からないのも難点。7:00朝食をとるため最上階六階のレストランへ上がる。外は大雪、今日の観光が思いやられる。菓子パン、ゆで卵、ハム、トマト、キュウリ、ホワイトチーズ、オレンジ、カリン?を食べコーヒーを飲む。まずまず。腹ごなしに外へ出てみたが、べた雪でぐちゃぐちゃ。作業員が 雪掻きしている舗道もあるがごく一部、足元が悪いのでオットマンホテルの外観写真を撮っただ けで引き揚げる。今日の観光は外回りが多く果たして大丈夫でDsc06570あるか。但し、通勤車両等は少ないので大渋滞はないかもしれぬ。9:00出発、雪は止んだが強風が吹き荒れ、少し離れた大通りまでしか入って来られないバスに辿り着くのが一仕事。9:10トプカプ宮殿着。トプカプ宮殿は1467年から1856年まで400年に亘りオスマン朝歴代スルタンの居城だったところ、三方をマルマラ海、ボスポラス海峡、金閣湾に囲まれた小高い丘の上に建つ。宮殿入口の最初の門、皇帝の門 (1478年建立)をくぐり第一庭園に入る。左側に建つアヤ・イリニ教会を眺めながら進み、左右に聳える八角塔が印象的な表敬の門(送迎門)をくぐ り第二庭園に入る。舗道の雪掻きはいい加減で足元Dsc06579はかなり危うい。ナジ氏の案内で9年前には入場しなかったハレムを見学。ハレムは宮廷の女性たちの居住区で、男性はスルタンと皇子と黒人宦官以外は足を踏み入れることすら禁じられた場所。入り口を入ると宦官の部屋がある。宦官の多くはエジプトから差し出された黒人のヌビア族出身者(飾ってある人形の皮膚の色は真っ黒)、任務はハレムの警備や外部との交渉役。ハレムの最高権力者である皇太后(スルタンの母親)の部屋、第1夫人から第4夫人(最初に男児を生んだ順)の部屋、ハレム内で最も広く豪華な装飾が施された皇帝の広間、イズニックタイル装飾が見事なムラト3世のサロン、ロココDsc06611調のインテリアと果実の装飾が見事なアメフット3世の食堂(果実の間)、跡継ぎの皇子が幽閉に近い日々を過ごしたという皇子の部屋、寵姫たちの中庭などを見学。どの部屋も装飾タイルが実に美しい。ハレムを見学した後はフリータイム、幸福の門、謁見の館、アフメット3世の図書館、衣裳展示室、宝物館などを見学する。宝物館はセリム2世の浴室だったところ、歴代スルタンによって集められた世界有数のコレクションを展示する。豪華な玉座、純金製の燭台、宝石をちりばめた水差し、ターバン飾り、翡翠や水晶の器など金銀財宝のオンパレード、中でも第4室にある「スプーン職人のダイヤモンド」と「トプカプの短剣」が双璧。前者は世界で7番目に大きいという86カラットのダイヤモンド、漁師が拾った原石をスプーン職人がスプーン3本と交換したとの伝説がある。後者は世界最大級の3個のエメラルドで飾られた短剣、宮殿の工房で製作されたもので、メリナ・メルクーリ主演のDsc06657映画「トプカピ」(1964年、米国)に登場し一躍有名に。11:10見学を終えて宝物館前に集合したところ、メンバー女性のひとりが北側テラスの階段で転倒し右手首を負傷したとのこと、骨折の疑いがあり、添乗員と御主人が付き添って直ぐに病院 へ向かう。大事に至らなければよいが・・。次は隣接するアヤソフィア博物館の見学(11:30-12:05)。アヤソフィアは西暦537年に完成したギリシャ正教の大聖堂、ビザンツ建築の最高 傑作と評される。オスマン朝時代にはモスクに改装されるなど、イスタンブールの波瀾の歴史を物語る。入り口から入り、外拝廊の皇帝の門の上の「キリストとレオ六世(886-912)のモザイク」(9世紀の作)、直径31m・高さ56mの大ドーム天Dsc06658井、内陣回廊の柱に掲げられた6枚の巨大な円盤、中2階ギャラリーにある「ディーシス(請願)のモザイク」(12世紀の作)、「聖母子とヨハネス2世と皇后エレーネのモザイク」、「キリストとコンスタンチン九世と皇后ゾエのモザイク」、ベルガマの壺、出口に近い内拝廊にある「聖母子とコンスタンチン大帝とユスティニアヌス一世のモザイク」など、ビザンツ時代のモザイク画を中心に見学する。最後のモザイクは、中央に幼いイエスを膝に抱いた聖母マリア、その右にはコンスタンチノープルの町を献上するコンスタンチン大帝、左にはドーム屋根の聖堂アヤソフィDsc06664アを捧げるユスティニアヌス大帝が画かれている。モザイクに使われている金のテッセラ(細片;tessera)はガラスの上に金箔を貼り、更にその上にガラスを流したもの、そのため1000年の時を経ても黄金の輝きは少しも失われていない。出口から前庭に出るとロココ調の泉亭(清めの泉)が建つ。1728年建造の優美な建物である。午前の最後は地下宮殿の見学(12:15-12:30)、1963年の英国映画「007 ロシアより愛を込めて」のロケ地になった場所である。宮殿とは云うが実際は地下貯水池、4世紀から6世紀にかけて造られたもので縦140m、横70m、高さ8mほどの大きさ、コリント様式の柱336本により支えられている。メドゥサの頭部が土台となっている北側奥の2本の柱は相変わらず不気味、浅い水中に以前は野生種の小魚しかいなかったのに、今は沢山の金魚や鯉が泳いでいる。

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レガシーオットマン(LEGACY OTTOMAN)

Dsc065492013年12月10日(火) 19:00旧市街にある大型ホテル、五つ星のレガシーオットマンにチェックインし422号室に入る。同行の女性の一人が足首を捻挫したようなのでSCを開梱し湿布薬を1袋進呈。ホテルはグランドバザール近くにありロケーションが良い。1911年完成のビザンチン様式の建物を改装しただけに内装はシック、額絵はオリエント調、絨毯はアラベスク紋様、木をふんだんに使い落ち着いた雰囲気。机の他に丸テーブルがあり、ベッドはセミダブルが2台、町の中心部にしてはゆったりした間取りである。TVはトルコのVESTEL製、NHKが29CHで入る。ミニバーとスリッパはあるが電気ポットはなし。デジカメの電池を充電し、持参のポットでお湯を沸かして日本茶を飲む。部屋が暑く空調がいまいち。夕食に殆ど手をつけなかったので、日清のスープヌードルを食べる。風呂上りにエフェスのエクストラ試飲。 

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世界遺産「トロイの考古遺跡」

2013年12月10日(火) 今日は移動日、途中トロイ遺跡の見学を挟み、アイワルク(Ayvalik)からイスタンブールまで500㎞をバスで走る。4:50起床、朝は冷える。エアコンは夜中も掛けっぱなしなので部屋の空気が乾燥し喉がぜろぜろ。6:00から朝食、Dsc06485SCをドアの外へ出してレストランへ。 コーンスープを飲み、ゆで卵と乾しアンズ、トマト、キュウリ、ソーセージを食べる。それと紅茶を1杯。7:00出発、曇りのせいもあり未だ薄暗い。7:45エズレミット(Edremit)のドライブインでトイレ休憩、人口5万人、トルコのオリーブセンターとのこと、売店にオルーブ関連製品が並ぶ。海岸近くに戸建ての別荘が建ち並ぶが今は無人、夏季休暇(6月15日~9月15日)になると子供を連れた奥さんがイスタンブールからやって来て暮らし、仕事のある旦那は週末のみ滞在。価格は1,000万円から5,000万円もする由、空き家にしておくのが勿体ない。海沿いを走るうち雨が落ちてくる。個人の住宅の屋根の上には略例外なく太陽熱給湯設備?が設置されていDsc06498る。太陽光パネルそっくりの平べったい熱交換器と円筒型温水タンクの組合せから成り、光熱費がかからず風呂や台所に給湯できる。家庭用自然エネルギー設備は日本より進んでいる。海辺から離れて山道にかかると、きのこが出そうな松林 が次々に現れる。「きのこ狩り1日フリータイム」が旅程に組み込まれてあれば、旅費が今の倍であっても又参加するのだが・・。9:15エジーネ(Ezine)を通過、ホワイトチーズの生産で有名な町。9:40トロイ遺跡着。うまい具合に雨上る。トロイ遺跡は、紀元前3000年頃の初期青銅器時代に始まり、紀元後500年頃に滅亡するまでの九層から成る古代都Dsc06505市国家遺跡、第Ⅰ層はBC3000~BC2500、、第Ⅱ層はBC2500~BC2300、第Ⅲ層はBC2300~BC1700、第Ⅳ、第Ⅴ、第Ⅵ層はBC1700~BC1250、第Ⅶ層はBC1250~BC1000、第Ⅷ層はBC1000~BC85、第Ⅸ層はBC85~AD500に比定されている。そしてトロイ戦争は第Ⅶ層の時代に起きたものと推定されている。まずトロイの木馬に登って記念撮影。それからナジ氏の案内で遺跡を回る。木道、説明板の整備が進んでいる。第 Ⅵ層の南門城壁、第Ⅸ層の音楽堂、第Ⅷ~Ⅸ層の聖域(Das Heiligtum)、第Ⅵ層中期の宮殿(Das Palasthaus)、第Ⅱ層の大理石の敷石で舗装された坂道、第Ⅲ~Ⅸ層の遺跡の重なり具合が分かるシュDsc06518リーマンの溝(聖域西側)、第Ⅰ層のメガロン式住居跡、第Ⅱ層のシュリーマンの遺構、第Ⅸ層のアテナ神殿。財宝が発見されたシュリーマンの遺構は保護用の天蓋に覆われている。発見された11,000個の金製品は、ベルリン考古学博物館に売り渡され、その後第二次世界大戦でドイツを占領したロシアが略奪して自国に持ち去り、現在モスクワのプーシキン美術館に展示されている。トルコには1個も返ってこないとナジ氏は嘆くが、まあ、ロシア人とドイツ人観光客が年間数百万人もトルコに押し寄せることを思えば、神様、仏様、シュリーマン様、元は十分とれている。トロイ遺跡の発掘は今もドイツのテュービンゲンDsc06536大学が主体となりり続けられているが未だ2%程度、大部分は地中に眠っている。トルコには古代ギリシアや古代ローマの遺跡が本家本元より沢山あるが、発掘調査や復元や維持管理はエジプトなどに比べると不十分、勿体ない。10:40バスに戻る。再び雨が落ちてきて次第に本降りになる。イスタンブールは大雪らしい。11:28ラプセキ(Lapseki)港着、11:30の出船にぎりぎり間に合う。バス毎カーフェリーに乗り込み、一旦バスから降りて船室に入る。風が強くうねりはあるが揺れはひどくない。ダーダネルス海峡を通過する船舶は1日500隻、フェリーも30分毎。12:04ヨーロッパ側のゲリボル(Gelibolu)港に接岸、魚の缶詰工場が多く、名物はイワシの缶詰。両側に水田Dsc06541が広がる道を走り、12:40トロイア・アゴラ(TROIA AGORA)に着き、二階レストランで昼食をとる。マッシュルームスープ、トマトとキュウリのサラダ、鯖のグリル(醤油付き)、デザートにマロングラッセを食べる。サバはエーゲ海の生鯖とのこと。ノルウェー産の冷凍鯖も輸入しているが、ファストフード店のサバサンドに使われる。ウエイターはチャナッカレ大学卒、ここで働きながら日本語に磨きをかけている。と云う事は日本人御用達の店か、他に客は皆無で一階の土産物店の店員は皆手持無沙汰の様子。13:30出発、外は雪、気温2度。胃がむかむかするので第一三共の胃腸薬を飲む。14:53テキルダー(Tekirdag) のドライブインでトイレ休憩(有料)。トルコのドライブイDsc06546ンはトイレで商売している。あとイスタンブールまで100㎞、灰色のマルマラ海を右手に見ながら東上、海側に戸建て住宅やタウンハウスが並ぶ。すべて別荘、トルコ人は海辺の別荘が大好きとみえる。16:30イスタンブール郊外にさしかかる。イスタンブールの市街地は東西200㎞、南北50㎞に広がり人口は1500万人、交通渋滞のひどさはモスクワに次いで世界第2位、郊外へ向かう反対車線は早くも大渋滞。建設中のトルコ最大のショッピングセンターMall of Istanbulを左側に見ると間もなく渋滞に突入する。聞きしに勝る混雑で割り込みやクラクション等何でも有り。18:00漸く市内の中華レストラン福禄寿楼(THE SILK ROAD?)に着き、トルコ風中華料理を食べる。ご飯とスープにおかずが6皿、デザートは揚げバナナ。いずれも不味、食べるものがない。18:30ホテルへ向かう。

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トルコで出逢ったきのこ

今回のトルコ旅行で出逢ったきのこは僅かに3種類、まあ厳冬期なのでこんなものであろう。まず世界遺産パムッカレの松林でショウロの仲間、次にペルガモン遺跡の草地でアセタケの仲間?とキサケツバタケを見つける。図鑑で調べると、サケツバタケは日本とヨーロッパと北アフリカに分布するとのこと。(写真はキサケツバタケ)
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グランドホテル・テミゼル(GRAND TEMIZEL HOTEL)

2013年12月9日(月) 16:15アイワルクにあるグランドホテル・Dsc06476テミゼル到着。塩田近くに建つ八階建ての五つ星ホテルである。割り当ての328号室に入る。廊下の照明が暗く部屋番号も見えなければ鍵穴も分からないほど。漸く室内に入ると、木材をふんだんに使ったブラウン基調の落ち着いた部屋でダブルベッド1台とシングルベッド1台が並んでいる。ミニバーがありTVはSUNNY?製。窓を開けてテラスに出るとエーゲ海の海岸線が見下ろせ波打ち際まで50mほど、プライベートビーチのようである。辺りは別荘地、ホテルはぽつり、ぽつり、今は閑散期なので人の姿はない。トラッピクスのグループも到着、アクロポリスで出逢ったドイツ人グループもここに泊まるようである。昨日漏水騒ぎがあり、ゆっくりDsc06477お風呂に入れなかった妻はまず入浴、その間に自分はお湯を沸かして日本茶を淹れる。19:00からレストランでバイキング方式の夕食。イワシの塩焼き、鶏の串焼き(チョプシシ)、ナポリタン、キュウリの天婦羅?などを食べる。飲み物はグラスビールが10TL(500円)、グラスワインが赤、白とも15TL(750円)、ラクは12TL(600円)であったが、部屋に缶ビールがあるのでアルコール類は自重する。デザートの菓子は昨日にも増して色とりどり、数えきれないほどの種類と量が並ぶ。幾つか試食してみたが皆かなり甘い。部屋に戻って風呂から上がると20:30、エフェス・ピルスナーを試飲してからベッドにもぐりこむ。

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